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2007年3月 2日 (金)

『オイ・ワイ』禁止条例って……

HDDのデータが吹っ飛び、泣く泣く復旧作業に追われたここ数日。
せっかくブログを立ち上げたのにと口惜しい思いをしておりました小生ですが、ようやっと復旧の目処が立ち、とりあえずはホッと胸を撫で下ろした次第である。
そんなわけで何かブログのネタはないかなぁとネット上を徘徊していたのだが、しかしてこのような記事を目にした。

<以下引用>
「オイ・ワイ禁止条例」構想 市役所へ賛否続々 佐賀・武雄市

 女性配偶者を「オイ」「ワイ(方言でおまえの意味)」と名前なしで呼ぶのを禁止しようと、佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長が提唱した「オイ・ワイ禁止条例」構想が、熱い議論を巻き起こしている。市長のブログ(インターネットの日記風サイト)や市役所に、全国から数十件の賛否の声が寄せられた。反響の大きさに驚いた樋渡市長は1日、市幹部を集めて「男女共同参画社会の本質を議論してもらうのが狙い」と真意を説明した。

 樋渡市長は、2月20日の女性団体との会合で「男女共同参画社会実現には男性の意識改革が不可欠だ」と話し、条例構想を発案。翌日からブログへの書き込みや市役所への電話が殺到した。

 主な反対意見は「『オイ、ワイ』と呼ぶのは愛情表現の1つ」「条例での規制は憲法の思想・信条の自由に反する」などで、大阪の男性からは「ワイ(関西弁で私の意味)と言ってなぜ悪い」との声も。一方「(オイ、ワイが)相手を尊重しない呼称であることを再認識した」「市長自ら発言してもらいうれしい」との激励も寄せられた。

 樋渡市長は「(男女共同参画を)身近なところから考えてもらいたかった。議論が沸騰したおかげで、かなりの部分で目標を達成したかもしれない」と話しており、条例を制定するかどうかは今後、市民の意見を聞きながら決めるという。


<YAHOO News 3月2日10時7分配信 西日本新聞>

先月20日に構想をぶち上げたらしいのでもう各所で語られているのかもしれないが、しかしなんとも馬鹿げた提案ではなかろうか。
樋渡氏がどういった心境でこの構想をぶち上げたのかは知らないが、もし大真面目にこれを提案したのなら私は樋渡氏の市長としての適正を疑う。
確かに「男女共同参画社会実現には男性の意識改革が不可欠だ」という氏の言は分かるし、実際そういった考え方が増えてきており、それが社会システムに反映されつつあることも事実である。
そういった点で氏の言わんとしていることはよく分かる。
しかし、だからと言って「オイ・ワイ禁止条例」というのは、いささか発想が飛びすぎているのではなかろうか。
彼は『オイ・ワイ』という言葉が男尊女卑の主従関係を作り出していると、本当にそう思っているのだろうか。
確かにそういった言動をする夫に対して反感を覚える妻がいる、という話は聞いたことがある。
もちろん名前がある以上、それを呼んでもらったほうが心地よいということは分かる。
しかし、そういったことを気にしないような夫婦も、また確実に存在するのである。
私事で申し訳ないが、我が両親においては基本的に『オイ・ワイ』の関係である。
しかし夫婦仲は円満であり、もう三十年近くのんべんだらり……もといのんびりとした関係が続いている。
少なくとも我が父が『おい』ということについてヒステリックに反発する母というものを、私はとんと見たことはない。
結局その程度のことは気の持ちよう次第で何とでもなるのである。
私自身、教授などに『おい、ちょっとこれやっといてくれ』とまま言われるわけであるが、それが取り立てて不快であるということはない。
結局私の中ではそれが普通であり、またそんなことでいちいち怒っていられるほどの暇もありはしない。
だもので、この禁止条例に「(オイ、ワイが)相手を尊重しない呼称であることを再認識した」「市長自ら発言してもらいうれしい」なんて賛同する発言は、いささか細かすぎると感じるのである。
大体何故「(オイ、ワイが)相手を尊重しない呼称である」のかさっぱりだ。
「おい、これ頼む」的な、少なくとも相手を信頼していなければできないような発言を、彼(彼女?)はどう思っているのだろうか。しかるにそれを『再』認識できるのだから、いやはや大したものだと思う。言っては悪いが、物事の本質を理解せず表層を見てぐりぐりねちねちといらんやり取りを繰り返す某社民党だとか、そんな連中を髣髴とさせる。
というか、奴らと繋がりのある連中じゃないのか、こいつらって……。
まあ、確証があるわけではないが。

ともかくそんな、言ってしまえばくだらない、しかし成立させるには時間も労力もかかり、後々弊害が出るような条例の構想を、かの市長はぶち上げたのである。
そんなことよりもっと重要な問題があるにもかかわらず。
別にそれを言うなとは言わないが、仮にも一つの市の市長である。
もっと重要な、より本質的な問題に対する解決策を提起してはいかがだろうか。
もしそういった問題が不得手で、お茶濁し的にこういった提案をしたならば、私は彼の市長たる資質を疑うし、あるいは、到底信じられないことではあるが、もし彼が本気でこの条例の必要性を感じ、かつ他の諸問題よりも重要であると認識しているのであれば、もはや政治家としての資質を疑う他ない。
そんな表層的なことに捕らわれて物事の本質を見抜けないような阿呆に政をさせるわけにはいかない。
幸い「男女共同参画社会の本質を議論してもらうのが狙い」としているあたり、前者であるのだろうが。
ただ、条例を制定するかどうかは今後、市民の意見を聞きながら決めるとかしているあたりがいやはやなんとも……。
失言だなんだかんだといちゃもんを付け、国会をサボタージュしていたようなどこぞの馬鹿政党といい、どうにも最近、本質的な思考をできない政治家が増えている気がする。
かく思う、自らの頭には脳みその詰まった人間を頂きたい、と。

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