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2007年9月27日 (木)

安定つーより地味なんじゃ?

 とゆーわけで東雲でございます。
 さて先の総裁選、続きます首班指名で成立しました福田政権でございますが、早速各社が支持率を調査したようでございますので、今回はそれを取り上げたいと思います。
 こちらをご覧ください。

<以下引用>

<福田内閣>支持57%、安定感を評価 本社世論調査
9月27日3時6分配信 毎日新聞

 毎日新聞は25、26の両日、福田康夫内閣の発足に合わせて緊急の全国世論調査(電話)を実施した。内閣支持率は57%で、発足時としては1949年に同様の調査を開始して以降、歴代5位になった。支持理由のトップは「首相に安定感を感じるから」の58%だった。首相が行った閣僚と自民党役員の人事に対しては「評価する」が49%で、「評価しない」の39%を10ポイント上回った。
 福田内閣を「支持しない」は25%、「関心がない」は16%だった。男女別の支持率は、女性が59%、男性が52%だった。57%の支持率は父の福田赳夫元首相の就任後初の調査(77年6月)の27%を大幅に上回った。
 支持理由は安定感のほか、「自民党の首相だから」が13%、「首相の指導力に期待できるから」「首相の政策に期待できるから」が各12%。不支持理由は(1)「首相の政策に期待できないから」35%(2)「首相の指導力に期待できないから」21%(3)「自民党の首相だから」「首相に清新なイメージがないから」各20%――の順だった。
 首相が自民党総裁選で8派の領袖から支持を得たことへの評価は、「挙党態勢をつくるため、派閥に頼るのはやむを得ない」38%、「派閥の協力は必要で、問題はない」20%で、約6割が肯定的にとらえた。対立候補の麻生太郎前幹事長が訴えた「派閥政治の復活であり、良くない」との回答は36%だった。
 憲法改正などを掲げた安倍政権の路線を引き継ぐべきかどうかは「引き継ぐべきだと思わない」が58%で、過半数が路線転換を求めた。政党支持率は自民32%、民主26%など。今年6月の調査以来3カ月ぶり(調査では5回ぶり)に自民党が民主党を上回った。【西田進一郎】
 

<Yahoo Newsより>

 はい、例の如く毎日の記事ですが、他紙調査でも同程度の数値でありましたので信憑性はあるのでしょう。調査対象や標本数が明記されておりませんので何とも言えませんが。
 で、この調査結果でありますが、実のところ福田氏の『政策』の支持率って0.57×0.12=0.068、つまりわずか6.8%なんですよね。
 まあ支持層で12%って時点で『どうなの?』とか思ってしまうわけですが、総裁選時、具体的な話をせず、拉致問題に関しても『これから考える』とか言ってる以上、支持する『政策』なんて見えてこない、ある意味妥当なパーセンテージではなかろうか、と。
 むしろ東雲などは氏の媚特アスタンスに反吐が出るわけでございますが、不支持の35%が『政策否定』であることから、東雲と同じように考えている方も多いんではないかと思われます。……もっとも、全部が全部外交に関してではないでしょうが。
 ただ、支持派の過半数が『安定感』を上げてる辺り、また微妙な感じではあるのですが、福田氏って『安定』っていうより『落ち着いた』、もっと言ってしまえば『地味』っていう印象じゃありませんか?
 特に安倍前首相はとかく一生懸命でありましたので、まあ『落ち着いた』という印象は少ないかと。例えるなら『火』。
 総裁選対立候補だった麻生氏も、人心を捉えることに長けた方で、間違っても『地味』じゃない。こちらも『火』であります。
 対する福田氏はどうみても『火』ではなく、言うならば『水』でしょう。
 どちらが優れているとは言いませんが、先の安倍氏のどたばたから『火』に対する国民の拒絶反応が出たのでは、と、東雲なぞは考えております。(それでも麻生氏はかなりの票を得ましたが)
 その辺りがまた、安倍路線を「引き継ぐべきだと思わない」の58%に繋がったのではないかと思います。一年を通して見れば安倍氏はかなりの仕事量をこなしていたわけですが、それがかすむほどに終盤辺りではどたばたしすぎた。その印象が強く、言ってしまえばその状況を打破して欲しい、そんな気持ちが『水』への支持に繋がったのではないかと思うのです。
 その辺りが具象化しているのが、テロ特措法に関する世論調査ではないでしょうか。参院選で大勝した野党があれだけ騒いでも、国民は賛成を選択。無論個々の法案に関して賛否はあるのでしょうが、それでも『政策』というよりは『雰囲気』を変えて欲しいという国民の欲求が、この調査には現れているように思えます。

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