懲戒扇動? んなわきゃない
とゆーわけでございまして液タブ購入うっきうきな東雲でございます。
昨夜もまあそんなこんなで、そればっかりをぐりぐりと書いておったのでございますが……。
ふと東雲、我に返りました。
すっかり失念しておりましたが、そういえば最近、ちゃんとした記事を書いてない。
というか、ニュースウォッチすら滞っている事態でございました。
いや、とかく最近は金銭がどうのとゆー話ばかりで、もちろんそれも重要なのですが『横峯の話はどうなった?』といいますか、一種偏向しきった報道にうんざりで、とゆーか他に書くことあるだろうよといった心境の東雲にはニュースウォッチがつまらないという事態に陥りまして。
まあそんなことも言い訳にしかならないのですが、そんなこんなで本日は社会面ウォッチングと相成りました。
で、この記事。
<以下引用>
2007/09/03-19:44 橋下弁護士を提訴=テレビで「懲戒を扇動」-光市母子殺害差し戻し審で・広島
大阪弁護士会所属の橋下徹弁護士がテレビ番組で、山口県光市母子殺害事件の差し戻し控訴審の被告(26)弁護団に対する懲戒請求を扇動したとして、このうち今枝仁弁護士ら4人が3日、橋下弁護士を相手に、1人当たり300万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。
訴状などによると、橋下弁護士は5月27日に西日本を中心に放送された民放番組の中で、同弁護団の弁護活動に触れ、「もし許せないって思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求掛けてもらいたい」などと発言し、視聴者を扇動した。
差し戻し審の弁護団に対する懲戒請求はそれまで1件もなかったが、放映後、今枝弁護士ら4人それぞれに300件を超える請求が広島弁護士会に届いた。このため、弁明書や資料の提出などの負担を強いられ、弁護活動に不当な重圧を受けたなどと主張している。
<時事ドットコムより>
ちょいと古い記事ですが、思わず『はぁ?』と呆れかえざるを得ないものでございましたので今回取り上げさせていただきました。
件の橋本弁護士、テレビ番組は『たかじんの~』だそうですね。
私はリアルタイムで見ておりませんで詳細は不明なのですが、『もし許せないって思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求掛けてもらいたい』と発言したとのことで。
実は私、この橋本弁護士という方があまり好きなれなかったりするのです。
まあ、『行列の出来る~』の印象ですが、なんか中途半端といいますか、弁護士として信頼が置けないといいますか、そんな印象が強かったりしたのです。
しかし、それでもこればっかりはいいこと言ったと、そう思わずにはいられませんでした。
光市母子殺害事件といえば、本ブログでも『『ジンケン』ってなんですか?』で取り上げた(というか罵倒した)ものでありますが、『ドラえもんが何とかしてくれる』だの『生き返らせる儀式』だのふざけた言葉を吐きやがったクズ『現非少年』のアレでございます。
で、2審まで起訴事実を全面的に認めていたにもかかわらず差し戻し審でこんな『スンバラすぃクズ発言』をさせたのが、他でもない今枝ども弁護団。
ネット上、いやネット上に限らず様々な場所で怒りを買うのは当然でございました。
しかし、惜しいかな当時の人々は(私も含めて)こういったクズ弁護士に鉄槌を下す方法を知りませんでした。
裁判官ですら審判されるというのに何故こういったクズどもに鉄槌を下せないのか?
おそらく多くの人々がそう思ったことでしょう。
そこに橋本氏の発言です。
常識の範疇からこのクズどもに怒りを覚えた人々は『そんな手があったんだ』と意気込んだことでしょう。
だからこそ、それまで一件も無かった懲戒請求が、放映後、一人頭300件という圧倒的な数に膨らんだわけでございます。
まさに『橋本さん、よく言ってくれた』といった心地でございますが、よりによってそれを『扇動した』とファビョるクズ弁護団。
橋本氏曰く『法律家として責任をもって発言した。違法性はないと確信している』(毎日新聞:9月5日配信)とのことですが、当たり前でございます。
この根拠となる弁護士法を一部抜粋いたしますと、
第五十六条 弁護士及び弁護士法人は、この法律又は所属弁護士会若しくは日本弁護士連合会の会則に違反し、所属弁護士会の秩序又は信用を害し、その他職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたときは、懲戒を受ける。
第五十八条 何人も、弁護士又は弁護士法人について懲戒の事由があると思料するときは、その事由の説明を添えて、その弁護士又は弁護士法人の所属弁護士会にこれを懲戒することを求めることができる。
とのことであります。
つまり、訳分からん証言をでっち上げ、ただ『死刑を廃止したい』という己が欲望のためだけに被害者、遺族、法廷を侮辱し、多くの人々を怒らせ、所属弁護士会の信用を地の底に叩き落し、到底法に携わる人間と思えないほど低俗で下劣な品位の持ち主に対しては、それが正当だと思いさえすれば誰であってもその事由を示し該当弁護士の懲戒を請求することが出来る、と、そういう話でございます。
橋本氏はこれを公にしたに過ぎません。
だというのに、このクズどもは橋本氏を訴えるといいます。
そもこの懲戒請求運動が起こった際、クズ弁護団ほか508人のクズ弁護士は「被告が弁護を受ける権利を否定する言動に抗議し、直ちに中止を求める」とアピール、一部は「懲戒請求を取り下げなければ訴える」なんで法を無視した脅迫をするなどいたしました。
もう『ふざけんな』といった暴挙でございますが、それが通らないと知ると今度は橋本氏に照準を当てて腹いせする。
『弁明書や資料の提出などの負担を強いられ、弁護活動に不当な重圧を受けたなどと主張している』らしいですが、そんなものは身から出た錆。むしろ何故まだ弁護活動が出来るのか。
『橋本が言わなきゃこんなことにならなかった』などと言ったところで、そんなものは責任逃れ。種を蒔いたのは自分自身です。
むしろ皆が知らないことをいいことに問題が沈静化するのを待っていようって心積もりだったなら、もはや卑怯というほかありません。
人々の怒りは明々白々だったのですから。
『扇動』なんて的外れもいいところ。
『弁護団は、なぜこの事件で社会が憤っているのかをまったく理解していない』(産経新聞:9月5日配信)とは橋本弁護士の言ですが、このクズ弁護団はまず何故このような事態になったのかをじっくりと考え、反省すべきだと思います。
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