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2008年4月11日 (金)

チベット弾圧 なぜ強く非難しない

 とゆーわけでシリーズとか言っておきながらそちらの更新がなかなか進行しない東雲です。
 ……どうにも時間が、ね……。
 こんな記事書いてる間にシリーズやれよという突っ込みもあるやも知れませんが、こちらはやはりフレッシュな話題ということで、ちょいと優先して取り上げさせていただきました。
 
 さて、もう随所で話題となっております聖火リレー抗議運動。
 ……いや、こう書くと誤解されてしまいますね。
 訂正いたしまして、厳密には中国によるチベット弾圧への抗議が聖火リレーと絡み合っちまいまして色々と大変なことになっております運動でございます。
 ……余計分かりにくいですね。
 
 ともわれ、中国の非人道的なチベット弾圧に対する非難の声が世界各国から上がっております。
 フランスはサルコジ大統領の開会式出席に問題解決のための3条件を付けてきました。
 欧州議会でも開会式ボイコットを呼びかける決議案を採択しましたし、既にドイツを含む何カ国かが首相などの欠席・ボイコットを明言しております。
 またアメリカでは有力議員始め多くの人々が大統領の開会式欠席を要求しております。
 世界各国の人々が中国の非道に抗議している、まさにそんな現状にあるわけです。
 
 ……が、しかし。
 そんな中にあって国民を代表するはずの政治家がだんまりを決め込んでいる国があります。
 えぇそうです。
 情けなくも、我が国日本であります。
 以前の記事にも書きましたが、この中国の異常な行為に日本政府はだんまりだまだま。
 与党も野党も見ざる、聞かざる、喋らざる。
 普段『ヘイワ! ジンケン!』とやかましい連中からも何故か声が聞こえてこない。
 せいぜいが『対中配慮』とやらをしまくった言葉をぶつぶつと呟くのみと、『日本は本当はチベット弾圧に賛成なんじゃ?』と勘ぐられたって仕方がないようなへたれっぷりを議員センセイ方は決め込んでおられます。
 もう遺憾どころか憤慨な話でありますが、この話、東雲個人の憤慨で終わるほど甘いもんじゃありません。
 
 もう皆々様ご存知の通り、日本は現在、北朝鮮による拉致被害という、極めて重大な人権問題を抱えております。
 各国に向けて情報を発信し、協力してもらい、北朝鮮の非人道的人権犯罪を解決しようとこれまでやってきていたはずです。
 それが今回の人権問題でだんまりを決め込む、それが諸外国にとってどれほど受け入れがたいものか、想像に難くありません。
 自分のところの人権問題は声高らかに叫び、他人のそれには無関心となれば、各国の『協力してやろう』という気概も損なわれましょう。
 そうなれば当然、拉致問題解決だって遠のいていきます。
 
 ただでさえ許されない中国による人権無視の大暴走。
 加えて北朝鮮による人権犯罪、その解決を考慮するなら、ここは声を大にして中国を非難しなくてはならない場面です。
 『拉致は私の手で解決したい』とのたまった福田首相、あなたの本心が何処にあるかは知りませんが、自らがした発言に対しては責任を持っていただきたく存じます。

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