チョッキンチョッキン ハサミか貴様はっ!
いよいよもって参院に提出、可決されました首相問責決議案。
『歴史的瞬間だ!』と野党や一部のマスコミは鼻息荒く叫んでますが、『何でこのタイミング? 資源高騰やサブプライムによる景況感の悪化など国民生活に密接な課題は山積で、そんな場合じゃない』(男性管理職談:6月11日毎日新聞)なんて言葉も聞こえてきますように、国民の反応はどうにも冷ややか。
加えて既に重要法案の多くは成立しており、また決議直前に与野党協調で13本も法案を駆け込み成立させているため、『出来レース』としらけムードも漂う昨今。
本来ならば重大な決議であり、首相、政権与党としては無視などできようはずも無いのですが、世論が『解散選挙おおおぉぉぉっ!』と息巻く野党とうんざりとした目で眺めてますため、すっぱり無視を決め込むようでございます。
ぶっちゃけ『政局にして遊んでないでさっさときっちり仕事しろ!』という話なのですが、どうにもそれに気づいてないのか、問責可決でご機嫌オザー。
そんな政局大好き珍生物オザーでありますが、なにやらこんなこと言ってはるようですんでご紹介いたします。
ご覧ください。
<以下引用>
小沢代表「戦時体制」宣言も解散風は吹かず
6月11日22時7分配信 産経新聞
民主党の小沢一郎代表は11日、参院で史上初の首相への問責決議可決を受けて、次期衆院選に向けた「戦時体制」に入ることを宣言した。ただ、福田康夫首相は小沢氏の“挑発”には乗らず、与党との「最終決戦」がいつになるかのめどはたっていない。国会がまもなく閉会する中、小沢氏は解散風をどう起こしていくかという課題に直面している。9月には民主党党代表選も控えており、党内の反小沢勢力から不協和音が出てくる恐れもある。
◇ハイテンション
「フフーン、フンフン♪」
11日夕、東京・永田町の党本部で、首相問責可決後の会見を終えた小沢氏は上機嫌だった。首を振りながら鼻歌まじりに車に乗り込み、都内の八丈島漁師料理の店へ向かった。菅直人代表代行、輿石東参院議員会長、鳩山由紀夫幹事長らと祝杯をあげるためだった。
これに先立ち、小沢氏は党本部で石井一副代表と会談し、矢野絢也元公明党委員長から公明党と創価学会の関係について説明を聞く会を野党有志が計画していると報告された。小沢氏は「やれ、やれ!」と述べ、ハイテンションだったという。
小沢氏は会見で「直近の選挙で主権者に過半数を与えられた私ども(野党)が信任しないのだから、首相は重く受けとめるべきだ。衆院山口2区補選、沖縄県議選など(でも分かるように)国民の自公政権への批判はますます大きくなっている」と、問責を無視する首相を批判した。
ただ、記者団から解散総選挙に追い込む戦略を問われると「マスコミはすぐ追い込むというテクニカルな話をする」と反論した。
そのうえで「(衆院任期満了の)来年9月まで選挙をせずに政権を維持することは国民が許さない。国会終了と同時に選挙に臨む態勢をスタートさせる」と述べ、衆院選への臨戦態勢移行を宣言した。
問責決議可決で審議拒否に入り、21日には通常国会が閉じる中で、小沢氏が取れる戦略は当面、解散風を起こすため選挙準備を急ぐしかない、というわけだ。
小沢氏は「自民党は解散して勝てばいいじゃないか。政権与党が選挙を怖がってどうする」と批判したのもその現れといえる。
◇不協和音も
ただ、今回の問責決議が「セレモニー」(民主党幹部)なのは否めない。野党側は今国会で年金、ガソリン値下げ、道路特定財源、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)などで、福田内閣の支持率を20%台前半に低迷させることに成功したが、退陣や解散までは追い込めなかった。
民主党には「高揚感がない」「(問責は)形式的な提出だ」と、小沢氏が聞いたら激怒するような感想を漏らす若手もいる。
また、8月下旬にも召集されるとみられる臨時国会に民主党が出席するかどうかの基本戦術を会見で問われたが、小沢氏は「時期尚早だ」と述べるとどまった。まだ明確な展望は描けていないようだ。
9月の代表選は小沢氏の再選が当然視されているが、前原誠司副代表が最近、小沢氏主導でまとめた参院選マニフェスト(政権公約)について財源面から疑問を呈するなど、スタンスの違いを明確にしはじめており、小沢氏が党内掌握にも気を抜けない状況が続きそうだ。
<Yahoo Newsより>
来たよオザーの『直近』発言。
チョッキンチョッキン、ハサミか貴様は!
聞き飽きたってんだこのド阿呆っ!
……と、思わず口汚く罵ってしまいたくなる発言なんですが、そもそもその『直近』だって半年以上も前のもの。
この期間を長いか短いかと判断するのは人それぞれでしょうが、それでも参院選で勝ったはずの民主に対し、国民がうんざりとした視線を向けていることを考えれば、少なくとも『直近』とは言えない期間かと存じます。
大体ですね、前回の参院選でまったく争点になってなかったような話まで『直近』言われたって、そこに何の意味があるのってな話です。
大体連中(一部自民のヒダリっぱ含む)が裏でこそこそ暗躍してます人権擁護法案などの闇法案、あれをじゃあ今提出して、『直近の民意だ!』と言って、一体誰が納得しますか?
加えてあの参院選、多くの有権者は『民主支持』でなく『自民不支持』で投票してたはずなんですが、違いましたか?
まぁ『お~し~お~き~だ~べ~』なんて言いながらトンデモ政党に入れてしまったお歴々もいるようですが、6月9日時点で民主支持が自民支持と大差ない(JNN調査によれば久々に逆転、NHK調査によればむしろ8ポイントほど負けている)ことを鑑みれば、民主の意思≠直近の民意でないことは明らかです。
あの悪名高い後期高齢者医療制度にしたって、民主は廃止法案を出してきましたが、それ単に『とりあえず元に戻せ』というだけのものであって、『こうすればいい』という対案を出してきているわけではありません。
このあたりを諸所で突っ込まれてるんですが、代表オザーは知らんぷり。
で、今まで散々叩かれていたにもかかわらず、また審議拒否をかますつもりだってんですから始末におえません。
党内でも前原氏始めオザーのばら撒き政策(そもそも財源まったく考えてなさそう)に疑問を呈す方々がいるなど、波乱含みなわけでして、これで『衆院解散、政権奪取うううぅぅぅっ!』と吠えられても、『え? ギャグ?』としか反応できませんよ。
えぇ、まったく。
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