サプライズはもういらない
金融、インゲン、マルチだと、国内外で様々な問題が多発しております昨今。
民意は『衆院選より対策を』であることが数々の調査結果から明らかになっておりますが、『チョッキンのミンイ』を重視する民主はこれを華麗にスルー。
『解散! 選挙!』と壊れたレコードのように繰り返しております。
挙句、ろくな根拠もなしに『民主が政権とればすべて解決!』と宗教じみた発言をかましてくれる始末。
とにかく『解散の為に手段を選ばず』を突き進む『民主教』でございまして、安倍、福田両元総理を苦しめた新テロ特措法もあっさり黙認しようってんですから、『政局のための政策』もここに極まれりって勢いです。
反対貫き民主批判してる共産のほうがまともに見えるってんですから、いやはやビックリ。
むしろ『民主教』が共産よりも歪んでる、その証左になるのかなと思うことしきりです。
さてそんなキチガイのような解散要求、『衆院選より対策を』の民意がある以上、政府与党はそれを突っぱね、問題解決に向けて粛々と行動してくれれば良いのですが、何故か自民党内にも早期解散を口にする勢力があるようで。
かつての首相、小泉氏もこんなん言っているようであります。
ご覧下さい。
<以下引用>
<小泉元首相>苦言「もっと早く解散なら勝算あった」
10月17日22時50分配信 毎日新聞
自民党の小泉純一郎元首相は17日夜、東京都内で同党当選1回の議員9人と会談した。出席者によると、小泉氏は衆院解散・総選挙の時期について、「今の経済情勢を考えると、もっと早く解散した方が勝算があった。先延ばししてもいいことはない」と述べ、臨時国会冒頭での解散に踏み切らなかった麻生太郎首相の判断に疑問を示した。
また小泉氏は「解散時期は首相にならないとわからない判断がある」と述べる一方で、「今の麻生政権のままでは厳しい。小池百合子元防衛相が首相ならサプライズはあった」と指摘した。
<Yahoo Newsより>
まあね、一部マスコミに押さえ込まれたといえ、総裁選はそれなりの話題になっておりまして、支持率も半分程度まで昇っていましたから、総選挙に打って出ればあるいは勝てたのかもしれません。
類稀なケンカ上手である小泉氏ですから、もしかしたらそう思ったのかもしれません。
しかし昨今の問題は極めて急務でありまして、氏がかつて可決させた郵政民営化のような余裕はないのです。
だからこそ『衆院選より対策を』という民意があり、そして政府には『国民第一』を押し通していただきたいと、そう思うわけでございます。
まして『小池百合子元防衛相が首相ならサプライズはあった』なんて冗談じゃありません。
言っちゃなんですが、小池氏では現在の難局を切り抜けるに実力不足。
仮に今サプライズを用意し、衆院選に勝ったとして、その後一体どうするのか。
与党が現在の議席を維持することは不可能であり、否が応にも民主の影響力が増すのは必至。
ならば民主と真っ向からやり合える方に首相になって頂かなければなりません。
言葉は悪いですが今は『客寄せパンダより実務能力』なのです。
むしろ、客寄せパンダをという話ならそれこそ民主と大差なく、またも衆院選が人気投票に降格してしまいます。
サプライズはもういりません。
政治に関する選挙に関しては政策をもって勝負していただきたい。
仮に人気で投票するなら、そのための人気は『実力に基づいた人気』であってほしいと、切に望む東雲であります。
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コメント
東雲さま、こんばんは。お久しぶりです。
サプライズ。お懐かしい。(笑)
そういえば、巨人ですら、メイクドラマ、レジェンドと変えてますよね。
いつまでもサプライズ。小泉氏でもないでしょうに…
進歩が無いですね。
むしろ、昔を懐かしんでるほど(日本の将来に)余裕があるとも思えないです。
待った無し、崖っぷちに思っているのは私だけではないはず。
これらの停滞(後退?)している方々の存在が腹立たしいです。
状況は変動しています。柳の下にドジョウがウヨウヨしているワケないのです。
日本の将来は危うくなるばかりです。
なにはともあれ、小池氏が首相にならなくて良かった。
日本の良識は… まだ有ると信じたいです。
投稿: 元気 | 2008年10月19日 (日) 00時23分
元気様、コメントありがとうございます。
んでもって、まっことお久しぶりでございます。
本当はもう少し頻繁に更新できればいいのですが、博士論文の方が一杯一杯で……。
もう留年は……したくない……。
とゆーわけで本件でございますが、まさに元気様の仰る通り、現在、金融やら政権交代やら、日本はあらゆる意味で崖っぷち。
余裕などこれっぽっちもあろうはずがございません。
まして引退表明をした政治家が先も考えず無責任にしていい発言ではございません。
小泉氏にはもう少し先見の明があると思っていたんですが……。
郵政その後といい、結局そのときそのときの『政局屋』だったのでしょうか。
衆院の三分の二を稼ぎ、その後の安倍首相の実行力、その礎を築いた功績はもちろんございますが。
まぁ、いずれにせよ現状において小池氏が出てくる場はないと思いますけどね。
日本の良識……良識は……どうでしょう……?
何せマスコミのネガキャンに押され、『自民にお~し~お~き~』なんて理由で民主を参院与党に押し上げて、現在の政治不全を引き起こしましたから……。
まぁそれを見て『民主はヤバイ』と認識してくださる方も増えてきているようですが、もう一息欲しいな、と、思うところでございます。
投稿: 東雲一葉 | 2008年10月19日 (日) 13時43分