切り抜き解釈はマスコミの常
何でも麻生首相が政府の経済財政諮問会議で、またしても『失言』したとのことで、与野党マスコミが騒いでおります。
まずはこちらをご覧ください。
<以下引用>
<麻生首相>高齢者医療費「何もしない人の分なぜ払う」
11月27日1時24分配信 毎日新聞
麻生太郎首相が20日の経済財政諮問会議で、社会保障費の抑制を巡り「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言していたことが26日公開された議事要旨で分かった。高齢者医療費の増大は患者側に原因があると受け取れる発言で、批判も出そうだ。
首相は「67歳、68歳になって同窓会に行くと、よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる」と指摘。「こちらの方がはるかに医療費がかかってない。毎朝歩いたり何かしているからである。私の方が税金は払っている」と述べ、理不尽さを訴えた。
最後に首相は「努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、インセンティブ(動機づけ)がないといけない。予防するとごそっと減る」と語った。
首相は19日の全国知事会で「(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、20日に撤回、陳謝していた。その日に不用意な発言を繰り返していたことになる。
<Yahoo Newsより>
もいっちょ。
<以下引用>
首相「何もしない人の医療費、なぜ払う」、諮問会議で発言
11月26日23時36分配信 読売新聞
麻生首相が20日に開かれた政府の経済財政諮問会議で、社会保障費の抑制を巡って「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言していたことが、26日に公開された議事要旨で分かった。
与謝野経済財政相が社会保障費の抑制や効率化の重要性を指摘したのを受けて、首相は出席した同窓会の話を紹介しながら「67歳、68歳で同窓会にゆくとよぼよぼしている。医者にやたらかかっている者がいる」、「彼らは学生時代はとても元気だったが、今になるとこちら(首相)の方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているから」と発言した。
病気を予防することが社会保障費抑制につながることを強調する物言いとみられるが、病気になり医療サービスを受ける人が悪いとも受け取れる発言で波紋を呼びそうだ。
首相は19日に行われた全国知事会議で「医師には社会的な常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、謝罪に追い込まれたばかり。
<Yahoo Newsより>
「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」
確かにこれだけ聞けば心無い発言に聞こえるかもしれません。
しかしながら首相の他の発言を見れば、読売が書くように『病気を予防することが社会保障費抑制につながることを強調する物言い』であることは明らかでございます。
これとセットで考えれば、東雲には先の発言の何処が悪いのかさっぱり分かりません。
たらたら飲んで食べて、健康に気遣うこともなく好き勝手にやった挙句に病気になり、『病気になったから医療費よこせ』では、健康に気遣って生きてきた人がバカみたいじゃありませんか。
健康に気遣って生きてきて、それでも病気になってしまった、そういった人が、だらだら生きてきたその必然として病気になった連中が多いあまりに十分な医療費もらえないとしたら、なんともバカみたいじゃありませんか。
だいたいにして首相発言は先天的、あるいは後天的であっても不可抗力にて発症する方々を蔑むようなものではありません。
それを、毎日のように一緒くたにして『高齢者医療費の増大は患者側に原因があると受け取れる発言』と書くのはお門違いってぇものです。
読売は『病気を予防することが社会保障費抑制につながることを強調する物言いとみられるが』と前置きしておりますし、引用してませんが時事通信もそう書いています。
だというのに、毎日にはそれもない。
『患者側に原因があると受け取れる』って、そう受け取らせようとしているのは他ならぬ毎日であり、相変わらずの切り抜き解釈、卑怯千万この上ないと、東雲は憤るばかりです。
生活保護にしたって同じ。
一生懸命やって、必死にやりくりして、それでも足りないとなれば生活保護を受けるのもやむをえないでしょう。
しかし一方で生活保護の金をパチンコに回すような不届き者だっている。
パチンコ屋に行ってごらんなさい。
真っ昼間っからチンチンジャラジャラやってるオッチャンオバチャンが結構な数おりますよ。
しかも一部面子はほぼ毎日。
もちろん全部が全部生活保護を受けているわけじゃありませんが、しかし毎日顔出してるような連中が一体いつ仕事しているというのか。
こういった連中のために、本当に生活保護を必要とする方の受給額が下がるとなればそれこそ問題です。
『行政のムダを省けええぇぇぇっ!』などと大合唱する野党や与党の一部勢力ですが、こういった『ムダ』を精査しようという人間が出てこないのが東雲にはまったく理解できません。
民主の鳩山は『友愛精神や共生の理念がまるで分かっていない。このような人が首相にふさわしいのか、首をかしげる』なんてほざいてますがね、そういうのは『共生』でなく『寄生』と言うんですよ。
何が悲しゅうてそんな寄生虫ごときに金をやらなきゃならないんですか。
挙句、首相の『健康を保った人にはインセンティブがないといけない』との発言に『健康を保って税金を払っているから何かしてくれなんてとんでもない』なんてバカを言う。
これつまり『健康保って税金払うのは当然。自堕落で病気になった人間の面倒を見るのは健康な人間の義務だ』と、そう言っているわけですよ。
何ですかこの居丈高。
昔『金を借りてやるのにビタ一銭まかりならん』とかほざいたどこぞの国の御大尽がいたようですが、それに勝るとも劣らない発言です。
いやもうここまで開き直られると、むしろ感心してしまいますよ。
納税意欲どん底です。
まさに正直者がバカを見るってやつですよ。
健康を保った人にインセンティブを与えれば、今よりも健康でいようと心がける人は増えてくるでしょう。
そうなれば不要な医療費も削減できるし、仕事するにしても不健康時よりはかどるわけで、収入だって増えてくるかもしれない。
そうなれば税金だってより多く集まります。
何よりより長く健康に過ごせます。
むしろそれを否定するほうが『とんでもない』わけでありますが、『何が何でも反麻生』ってなもんですから、ノーミソもろくに使わず『健康を保って税金を払っているから何かしてくれなんてとんでもない』なんて暴言を叩くわけです。
つーか失言と言うならこれこそ失言と東雲などは思うのですが。
麻生首相もぶら下がりで『そこのところだけ切りとられて、そこだけ読まれて、いかがなものか』と仰ってますが、まさにここ、これこそが毎日などマスコミの卑劣なやり方でありまして、それに乗っかって騒ぎ立てる連中もまた卑下されるべき存在だと、そう思うわけでございます。
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