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2008年12月 5日 (金)

相変わらず絶好調 ヒダリっぱの二重基準

 唐突ですが、ふと疑問に思ったことがあります。
 事象自体は一ヶ月以上前に起こったことでありますため、あるいは『今更』なのかもしれませんが、それでも今なおヒダリっぱから批判の声があがらないのは何故だろう、と、そう思うことしきりです。
 
 さて、一体何の話かと申しますと、中山前国交相の『日教組はガン』発言、そして田母神論文と石破農水省のブログ記事についてです。
 そもそも中山発言についてはまったくの正論でございました。
 朝日などの一部マスコミは『組織率と学力に相関は見られないニダ!』とか喚いておりましたが、以前当ブログでも書きましたとおり(参照:つまり『民主=日教組』ですね 分かります)、『組織率』と『影響力』はイコールではなく、『影響力』と『学力』に関係があることは明らかであります。
 田母神論文も、一部『ん?』と思うとこはあれど、大筋としてはもっともなこと。
 むしろあの悪名高き『村山談話』を未だ金科玉条の如く守るって方が異常です。
 
 しかしそのいずれも『公人として不適切』と更迭されてしまいました。
 中山氏は『所管が違う大臣の言うべきことじゃない』と。
 田母神氏は『私人』として意見を発表しただけにも関わらず『それでも公人(=自衛隊幕僚長)なんだから政府と違う意見をいうのは許さん』と。
 そのいずれにもヒダリっぱの猛烈な批判がございまして、麻生首相は二氏の更迭に踏み切ったわけでございます。(東雲としては首相に毅然とした態度を望んでいたのですが)
 
 しかし、しかしでございます。
 極めて不可思議なことに、ヒダリっぱは石破農水相のブログ記事については、まったく、全然、ノミの触覚の先っちょ程度にも非難の声を上げておりません。
 当該のブログ記事とは田母神論文、ひいては田母神氏を批判するものであります。
 加えて防衛庁長官、防衛大臣を歴任し、防衛に関して一家言ある方ですから、そちらに関しても言及しております。
 ここまで来て何故ヒダリっぱは『けしからん!』と言い出さないのか、東雲には不思議でなりません。

 中山氏は『所管が違う大臣の言うべきことじゃない』との非難を浴びました。
 元文部科学大臣なんて肩書きは関係ありません。
 しかし石破農水相は『所管が違う大臣の言うべきことじゃない』なんて批判受けておらず、あまつさえ更迭なんぞされてやいません。
 元防衛大臣なんて肩書きは関係ないはずです。
 それとも石破農水相は公の場でなく、ブログという(ある意味公の場ですけれども)私的の場で意見したからいいのでしょうか。
 田母神氏は『私人として意見したとしても実際は公人なんだからけしからん』と非難されました。
 しかし石破農水相は『私人として意見したとしても実際は公人なんだからけしからん』なんて批判受けておらず、あまつさえ更迭なんぞされてやいません。
 
 筋を通すならばヒダリっぱは石破農水相に対しても非難しなければならないのですが、これまったくありません。
 付け加えるならば、彼らの論理で行くならば政府決定や国会で成立した法案についても『公人』たる野党各員は無条件で賛同しなければならないはずですが、彼らは当然の如くこれに反発しています。
 そして彼らが彼ら自身を非難するということは、当然ながらあり得ません。
 そのことが東雲には不思議でなりません。
 
 東雲としては石破氏は元より、中山氏や田母神氏の発言は容認されて当然であると考えます。
 もちろん、それが実行を伴って業務停止やら妨害するなど周りに迷惑をかけるという行為なら別です。
 そういった点で中山氏の場合は公務中発言ということで、そこは非難されても仕方ないかもしれませんが。(つったって辞任要求はありえない)
 公人であろうがなかろうが、個人として意見を表明していけないはずはないのです。
 その意見が違うというなら、それについて粛々と反論すればよいのですから。
 それをキチガイのように騒ぎ立て、あまつさえ本説と関係ないところで辞任に追い込む。
 しかし自身に与する意見は認めてやる。
 
 結局ヒダリっぱは自らに与する意見は無条件で通し、自らに反する意見は無条件で排すると、そのために二重基準も躊躇なく行使すると、そういう連中であることを改めて実感した次第でございます。

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