風が吹いても政府のせい by古館
いやはやまったくビックリしました。
いや、いきなりこんなこつ申しましても、ご閲覧くださる皆々様におかれましては『なんのこっちゃ』と仰られるかもしれませんが。
ともわれ、まずはこちらをご覧下さい。
<以下引用>
慕われる教授に恨み? 執拗に背中刺す
1月14日21時27分配信 産経新聞
学生たちから慕われる教授は、なぜ殺害されなければならなかったのか。東京都文京区の中央大後楽園キャンパスで14日の白昼、凶刃に見舞われた同大理工学部教授の高窪統(はじめ)さん(45)。「人当たりが良く、いつも笑顔」「恨みを買う人ではなかった」。高窪さんの人柄を知る研究者仲間らは一様に困惑の表情を見せる。一方で、事件をめぐっては研究室と同じ階のトイレで、背中を執拗に刺されており、高窪さんに恨みを抱く人物の犯行との見方が強い。殺害現場の状況から犯人像を探った。
■「子供3人抱えて…」
高窪さんはIC(集積回路)、特に「アナログ回路」の専門家だった。アナログ回路は精密機器の心臓部であるICの中で、受信した電波を増幅させたり、電波内の必要がない信号をカットする部分で、「テレビが映る」「携帯電話で話せる」といった基本的な機能に不可欠だという。
高窪さんは父と叔父、祖父が法学者という学者一家で育った。妻も明大理工学部准教授で、夫婦で同じ分野の研究に携わっていた。大学のホームページでは「スキーやテニスが趣味」と自己紹介していた。
高窪さんと共著がある東工大の藤井信生教授(電子物理工学)は「物腰が柔らかく、人に恨みを買うような人物ではない。夫婦仲も良かった。今後も研究が必要とされる分野であり、こんなことになるとは信じられない」と驚く。
所属する電子情報通信学会の座談会では、高窪さんは、家族思いの一面を披露していた。《妻も同業者で、大学院の博士課程のときに学生結婚し、今は3人の子育てを夫婦で頑張っている》《妻にいろいろ相談できるのは非常に良いこと。専門家の意見をすぐに聞けるというメリットもある》
研究者仲間の一人は、高窪さんが「子供3人抱えて、共働きは大変だよ」と、目を細めて話していたのが忘れられないという。
中央大によると、高窪さんは土日以外は授業を持ち、14日も午前10時40分からの2時限目で講義する予定だった。「今回がテスト前最後の授業。生徒の質問にはていねいに答える熱心な先生で、騒ぐ学生をしっかり注意する一面もあった」。男子学生(21)は姿が見えない犯人像におびえた。
■「確固たる殺意」
殺害現場となった1号館4階の男子トイレ付近から立ち去る姿が目撃されたのは、30代で黒っぽい帽子、黒のコートを着た男。警視庁は犯行に関与した疑いがあるとみている。ただ、背中を中心に約10カ所をめった刺しにする残忍な手口は、知人が語る高窪さんの人柄とはかけ離れている。
「確固たる殺意があり、顔見知りの怨恨の線が強い。授業が始まる直前を狙っており、この時間なら教授が研究室から出てくるとわかっていて、後を付けて襲った可能性がある」と、ジャーナリストの大谷昭宏さんは犯人像を分析する。
犯人が研究室の位置や授業の開始時間を知っていた可能性が高く、高窪さんの周辺を調べ上げ、高窪さんを狙って犯行に及んだと考えるのが自然だという。
大谷さんは「凶器を持ち、返り血が目立たないように黒い服を着ていたなら、犯行は計画的だ。高窪さんが逆恨みされていなかったか、トラブルがなかったか、洗い出さなければいけない」と指摘している。
過去に大学構内で教授らが襲われた殺人事件では、広島大で昭和62年7月、同大総合科学部長=当時(61)=が同学部助手の男にナイフで刺殺された。男は長年助手に据え置かれたことで、部長に恨みを抱いていたとされる。
また、日本語翻訳者の筑波大助教授=当時(44)=が平成3年7月に大学構内の研究棟で刺殺された事件は、18年7月に公訴時効(15年)を迎えた。この助教授は小説「悪魔の詩」を翻訳し、イスラム教を侮辱したとされ、犯行は外国人による報復との見方が強かったという。
「教授個人か大学か、いずれかに恨みを持っていた可能性がある」。聖学院大学客員教授(犯罪心理学)の作田明氏は、犯人像を幅広く捉える。「誰でもいいなら、わざわざ4階まで上がらないだろう。一方で、トイレで目的の人物を襲おうとしたら、待ち時間がかかってしまう。目立ちたくなくて、トイレに入った可能性もある」。
さらに、トイレに入ると、誰でも手ぶらになり、無防備だから狙いやすいと指摘。「無防備なところを狙うため、トイレを犯行場所にしたなら、殺意が相当強いということになる」としている。
<Yahoo Newsより>
何とも痛ましい事件でございます。
何故これほど他人からの評判が良い高窪教授が、背中を十数か所も刺されるなどという惨たらしいやり方で殺されたのか、早急な捜査を期待いたします。
と、いきなり高窪教授のニュースについて取り上げましたが、東雲がビックリしましたのは直接この件についてではありません。
真にビックリしましたのは、この件に関する報道ステーション、古館伊知郎の発言です。
私、先刻大学から返ってきまして、何気なくテレビをオンにし、メシを貪り食っておりました。
まぁ特に見たい番組も無く、とりあえずニュースでも付けとくかと報道ステーションにチャンネルを合わせていたわけでございます。
で、先の高窪教授のニュース。
何ともお気の毒に、と、そんなことを思いつつ、もっきゅりもっきゅりとカレーを流し込んでいたわけですが、そんなところに古館の一言。
『関係ないと言われるかもしれませんが、こういったことが起こる背景にも、今現在の雇用問題、内定取り消し問題が……』
いやもう東雲唖然ですよ。
思わずリアルに口をあんぐり、咀嚼していたカレーがデロリ……汚いな、もぅ。
まぁ集中して聞いていたわけではないので、発言そのままではないのですが、それにしたって一体どこから雇用問題が飛び出してくるのか。
だって、背中に十数か所の刺し傷ですよ?
どう見たって高窪教授に対する怨恨じゃないですか。
作田氏は「トイレで目的の人物を襲おうとしたら、待ち時間がかかってしまう」と大学に対する恨みの可能性を示してますが、高窪教授の授業がその直後にあることを知っていれば、それはある程度予想できることであります。
(現場は教授室に近いトイレであり、授業時間中にトイレにいけない以上、先に済ませておくのが普通。仮に予想が外れたとして、突発的な殺人じゃない以上、後日見送りも可能)
それを『雇用問題』って、飛びすぎだろう古館伊知郎。
勝手に原因作んなよと、そう思うことしきりですよ。
で、『政府は雇用問題何とかしろ』的物言い&番組構成。
アホかと。
仮に、もし億が一、内定取り消しなどが原因だったとしても(その場合、やるなら教授じゃなくその会社関係者だろうし、もし教授推薦だとしたら、そこから内定取り消しはしないと思いますが)、そりゃやった本人が裁かれるべき話であって、現在の風潮関係ない。
じゃあ何か?
内定取り消された連中は連れ立って教授殺しに行かなきゃなりませんか?
馬鹿馬鹿しい。
結局のところ、今回の高窪教授殺害と雇用問題はこれっぽっちも関係ないんですよ。
それを、そんな当たり前のことも分からずに雇用が云々抜かすとは、古館は本当に報道番組のキャスターですか?
むしろ報道ステーションをニュース番組と思ってる東雲の認識が間違ってますか?
まぁ二十年以上も前からやらせをライフワークにし、椿事件で放送法も何のその、最近では『ウソバスターがウソでした』なんて自虐ギャグをかますテレビ朝日ですから、この程度の誤報捏造は日常茶飯事なのかもしれませんが、いい加減この似非テレビ局から放送免許取り上げるべきじゃないかなぁと、東雲なんかはそう思います。
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コメント
こんばんは。
お忙しい中、お疲れ様です。
いやぁ、タイトル(風が吹いても政府のせい)が素晴らしいですね。(笑)
古館さん。
昔(いつのことやら)は、常識をわきまえた頭の良い面白い方だと思っていたのですが…
(いつのころからか)独断と偏見ばかりが目につきます。
どうもいただけません。
(
彼の出ている番組を見なくなって長いです。
惜しい人をなくしました。(違うか)
なんといっても、その番組を面白がって(?)、有り難がって(?)見ておられる視聴者もいらっしゃるのですから…
この国の病巣(?)の深さには忸怩たるものがあります。
で、「一度民主に…」 と結びつくのでしょうね。
あ~あ。(悲)
投稿: 元気 | 2009年1月15日 (木) 22時30分
元気様、コメントありがとうございます。
>いやぁ、タイトル(風が吹いても政府のせい)が素晴らしいですね。(笑)
ありがとうございますw
まぁ、最近(以前から?)では古館に限らず、そんな調子のマスゴミがあふれかえっておりますが……。
いやはやもううんざりでございます。
>昔(いつのことやら)は、常識をわきまえた頭の良い面白い方だと思っていたのですが…
まぁそもそもテレ朝出身ですから、下地はあったのかもしれません。
おとなしく実況だけやってりゃ良かったのに……。
>で、「一度民主に…」 と結びつくのでしょうね
民主の危険性とともに、マスゴミの危険性も知らしめていかなければなりませんね。
そしてこれが、実は一番大変なことで。
いかんせんマスゴミを信じきっている層というのはネットに疎い層が多いものですから。
おそらく当ブログをご閲覧くださる皆様も、マスゴミは信じられないということをご存知な方か、あるいは知っていながら尚且つマスゴミの方を持っている輩ではないかなぁと思います。
ネットを見ない層に、いかに事実を伝えていくのか。
とりあえず私はネット音痴のオカンに、これまであったマスゴミのウソを切々と説明しております。
投稿: 東雲一葉 | 2009年1月15日 (木) 23時00分