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2009年2月15日 (日)

薬剤師出張サービスではいかんのか?

 2009年から医療薬(厳密には第一種、第二種)の通信販売が禁止されますが、これに関して『利便性が失われる』という声がわんさと沸いているようでございます。
 東雲などは以前の稿(そもそも薬は『毒』ですよ?)でも書きましたとおり、規制には賛成なのですが、『薬の危険性くらい判断できる』と、身のほど知らずな人間が多いのもまた事実でございまして、精神薬とブドウ糖の区別も付かない人間がいる昨今、それを言うのはあまりにも危機感が欠如しているのではないかと、まぁそう思うわけでございます。
(最近は薬剤の説明義務があるようですから、プラシーボ狙ってブドウ糖処方するってのはできなくなってるんでしょうか? まぁ『グルコース』とか『デキストロース』とか言えば分からないかもしれませんが)

 ともわれ、『便利だから反対』という意見は如何なものかと東雲は思うわけですが、確かに利便性が失われるのは嫌だという気持ちは分からないでもありません。
 そこで東雲などは『薬剤師出張サービス』なんてものがあればいいんじゃないかと、そんなことを思うわけです。
 本件はとどのつまり、『薬剤師による対面販売を原則とする』という話であり、別に薬局で買わなきゃならない、という話ではございません。
 電話などで自らの症状などを相談し、薬剤師に該当する医療薬のいくつかを持ってきてもらって自宅で購入する、と、そんなこともできるんじゃないかと、そう東雲は思うわけです。
 患者としては持ってくるのが宅配業者だろうが薬剤師だろうが構わないわけで、むしろ薬剤師が来てくれれば、購入時にいろいろと話も聞けるでしょう。
 薬剤師派遣の形を取れば、結局のところ『薬剤師による対面販売』となるわけですから、発注自体は電話だろうがネットだろうが関係ないわけです。
 薬剤師にしても需要が増えるわけで、その地位も向上していくと思います。
 
 もちろん薬局側はその分薬剤師を多めに取らなければなりませんし、派遣となればその分のコストもかかってくるでしょうが、そこは『利便性』を主張する方々にいくらか負担していただきたいところ。
 でなけりゃ自分で行くなり、知り合いに頼むなりして、きちんと薬局で購入しろと、そういった話でございます。
 実際、これに近い形に置き薬のシステムがありますし、通販だって送料かかりますしね。
 
 むしろ既にそういったサービスをしているところもありそうなもんなんですが、そこんところどうなんでしょうかね?

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