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2009年3月17日 (火)

そりゃそんな馬鹿な意見じゃ首相の反応も鈍かろうさ

 野党やマスゴミがゴネてゴネてゴネまくった末にようやっと決定しました定額給付金。
 『定額給付金のせいで消費税が上がる』だの『経済効果はまったくない』だのといったデマに踊らされ、国民も大半が『定額給付金NO』を言っていたにも関わらず、いざ給付開始となればニコニコ顔で受給。
 大阪では『GWまでにもらえるのか?』という問い合わせがひっきりなしだったというんですから現金なもの、『それ何てツンデレ?』と思わずにはいられない東雲でございます。(参照記事:定額給付金 そりゃあやっぱり嬉しいよね

 しかしそんな定額給付金騒動に、むしろ浮き足立ちすぎちゃったのか、こんなアフォなこと抜かす輩が出てきちまったようで、本記事で取り上げたいと思います。
 こちらをご覧ください。

<以下引用>

「消費増税財源に給付金を」=アイデア続出、記者資格制も-有識者会合
3月16日23時21分配信 時事通信

 「消費税を20%に引き上げた上で、全国民に1人当たり20万円を支給したらどうか」「金融記者は資格が必要だ」-。16日開かれた有識者会合で、著名エコノミストが麻生太郎首相を前に経済危機克服のためのユニークなアイデアを次々披露した。ただ、総じて首相の反応は鈍く、政策への反映は難しそうだ。
 「還付付き消費税」を提案したのは三菱UFJリサーチ&コンサルティングの中谷巌理事長。消費増税分の大部分を国民に還付し、残りを基礎年金財源や高齢者医療の拡充に充てることで「所得の再分配につながる」と主張。また、モルガンスタンレー証券のロバート・フェルドマン経済調査部長は「専門じゃない記者たちが何千万人が読む記事を書いている。質の高い金融情報が国民に届く仕組みをつくるべきだ」と話した。
 これに対し、首相の関心は、伊藤元重東大教授が提案した一時的な贈与税の減免による高齢者の金融資産活用策など一部の意見に集中した。

<Yahoo Newsより>

 『アイデア続出』って、愚案がいくらあってもしょうがないんですよ時事通さん。
 『消費税を20%に引き上げた上で、全国民に1人当たり20万円を支給したらどうか』って、馬鹿じゃねぇの中谷巌。
 それをやる意味が東雲さっぱり分からねぇ。

 そもそも定額給付金は

 ・生活支援
 ・景気刺激

 の二点を目的としての方策でありますが、消費増税と一緒にやれば効果は著しく低くなる。
 更に、20万もの定額給付を継続的にやる財源なんか当然なく、やったとしても一度きり。
 この中谷の発言は、今まで的外れであった『定額給付金のせいで消費税が上がる』だの『経済効果はまったくない』だの、あるいは『一度きりの定額給付金で後の永遠に続く大増税をしようとしている』なんて批判を的に当てるだけであり、政府にとっても、国民にとっても、何のメリットもございません。
 むしろ『消費増税分の大部分を国民に還付』ってんなら、最初から必要最低分を計算しておけという話です。
 わざわざ時間とコストをかけて無意味なことをやる意味が分かりません。
 まぁ中谷(に限らず大企業)なんかはこの後『消費増税分、法人税減らせ』とか言い出すんでしょうけどね。

 ともわれ、こんな馬鹿な案が溢れてたってんなら、麻生首相の反応は至極当然。
 というか、『経済危機克服のため』というなら、還付つき消費増税なんて経済をどん底に叩き落しそうな愚案を出してんじゃないよと、そう思わずにいられない東雲でございます。

2009/03/17 追記

 本記事に取り上げました給付金付き消費税でございますが、ナノ様から給付金は継続的なものであるとのご指摘を頂きました。
 これに関しましては東雲の調査不足でございまして、ナノ様に御礼申し上げるとともに、本記事にて混乱された方にはここでお詫び申し上げます。

 しかしながら東雲は、この給付金付き消費税に関しまして、また別の観点から実効性を疑うものでありまして、その詳細に関しましては17日の東雲のコメントを参照していただければと存じます。

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コメント

中谷巌の提言について誤解があるようなので失礼ながら書かせてもらいます(消していただいてもかまいません)

>20万もの定額給付を継続的にやる財源なんか当然なく、やったとしても一度きり。
中谷氏の提言は違います。支給金20万円を継続して出すため消費税20%にしようというものですし、支給金のほかに国民年金などの財源にもなっています(消費税で全額か?)
またこの20万円は所得も年齢も関係なく、子供でも20万円支給されます。
http://www.kantei.go.jp/jp/keizai_kaigou/090316/090316_05.pdf
(官邸のサイトでPDFなのですが)の6ページで4人家族の場合の実質消費税のグラフも出されています(消費税のかかるもの400万円だと実質税金は払うことがありません)

もちろん消費税20%なんて受け入れられないし官僚にいいように使われそうですがw内容に関しては低所得層には悪くない提言です。

投稿: ナノ | 2009年3月18日 (水) 02時46分

ナノ様、コメントおよびご指摘ありがとうございます。

>支給金20万円を継続

これは私知りませんでした。
調査不足、失礼いたしました。

しかしながら、それでもなおいくらかの疑問が残ります。
と、申しますのも、中谷氏はpdfにおいて『消費税20%で36兆円増収』としておりますが、一般に消費増税1%=2兆円増収と考えられまして、つまり消費税を20%にしたとしても40兆円、現行の5%10兆円から30兆の増収しか見込めません。
うち24兆円を還付金に回すとなると、残りは16兆円。
これは消費税8%分に当たり、今言われております消費税10%や、社会保障国民会議が言っております13.5%と比較しますと十分とは言いがたい。
これで果たしてpdfにありますような方策が実施できるのかなぁと、そのように私は思います。

更に、本当に30兆(中谷氏曰く36兆)の増収になるかというのも疑問です。
現在の消費税は老若男女、全ての人にかかる税金でありまして、低所得層を実質無課税にした場合に1%=2兆円を維持できるのかという懸念がございます。
具体的には、平成19年度全国可処分所得平均が1世帯あたり年間530万であり、消費性向が73.2%でありますから、実質の消費は390万と考えられます。
そうなりますと現行5%で消費税収が20万ですが、還付金付き20%消費税の場合、1世帯に3人以上いれば18万と、現行を割ります。
更に消費税は当然、消費に直結する税でありますが、このシステムは高額年間消費者層に大幅増税を課すものであり、高消費層の購買意欲が著しく低下するのは予想に難くありません。
低消費層から消費税が取れず、高消費層も財布の紐を固くするとなれば、年金やらなにやらに使う分は一体どこから持ってくればいいのか。
そう考えると、この案は有効性があるのかな、と、そう思ってしまうわけです。

まぁもちろん、私もナノ様と同じように『消費税20%は勘弁していただきたい』ってのが心中にあるんですけどねw

投稿: 東雲一葉 | 2009年3月18日 (水) 17時36分

すごいですねぇ。
1万2千円とか2万円の支給金でもオオモメなのに、
その10倍強。20万円を継続的とは…
でもって、消費税は4倍ですか。
5%の(使い道の)是非というか、無駄遣いが言われておりますのに…
消費税アップと給付金を絡めるのはいかがかと…

○安易に消費税と上げること。
○安易に給付金支給を唱えること。
○安易に消費税と給付金を連動させること。
私は、賛成出来ないです。
そのツケが将来に渡り降りかかって来ることが目に浮かぶようです。

中谷巌氏。
「市場」を信用しすぎた。そう(悔恨の弁で)おっしゃってましたよね。(笑)
日本を官僚を政治家を信用し過ぎてはいけません。
20万円支給で、消費税20%。
「日本人の美意識」を信用しすぎた。そうなるような気がします。

ちなみに、今回の給付金は、
http://hojokin.m-ouen.com/teigakukyuufu.html

■支給対象者
平成21年2月1日(支給基準日)において下記のいずれかに該当する人
①住民基本台帳に記録されている
※ホームレスの人などで支給基準日以後に住民登録した場合も対象となる
②外国人登録原票に登録されている
※不法滞在者(超過滞在を含む)および短期滞在者(観光客等)は給付対象外

■支給額
支給対象者1人につき1万2千円
基準日(平成21年2月1日)において65歳以上の人及び18歳以下の人については8千円が加算される
65歳以上⇒生年月日が1944年2月2日以前の人
18歳以下⇒生年月日が1990年2月2日~2009年2月1日の人

■申請・受給者
支給対象者の属する世帯の世帯主
※外国人については各給付対象者
※家族であるという事実確認ができれば家族の代理申請と代理受給が可能

ですよ。同じ条件なのでしょうかね。

投稿: 元気 | 2009年3月20日 (金) 22時32分

元気様、コメントありがとうございます。

>1万2千円とか2万円の支給金でもオオモメなのに、その10倍強。20万円を継続的とは…

 中谷氏は一応財源らしきものを提示しておりますが、しかし前コメにも書いたとおり、どうにも穴が空き過ぎており、私などは『無理じゃねぇの』と思いますね。

 加えて『低額所得者との格差云々』なんて言葉をよく聞きますが、そんな目先の甘やかしよりも、所得を増加させるための支援(高度な職業訓練、という形になるでしょうか)をした方が良いんじゃないかなとも思います。
 確かに一生懸命働いて、それでも低額所得なんてことがありますが、しかしそのおおよそは、聞いてみれば大した仕事もしていない、仕事をしない人間は『やりたい仕事がない』とバカを言う、そして『やりたい仕事』がある人間が、それ相応の能力を持ち、あるいはその能力を得るための努力をしているかと言われれば否。
 どうにも『プロ』というものを甘く見ている気がします。
 本当に所得を上げたいというなら努力をしろという話でありまして、そのための支援に税金をつぎ込むのは賛成でありますが、しかしそういう輩に無条件に金をやるというのは到底認められるものではありません。
 ただでさえ現在、高額所得者には様々な重税が課せられており、低額所得差は優遇されております。
 高額所得者にしてみれば『なんで俺はこんだけ頑張って稼いでいるのに、更に課税されなきゃならないんだ』と思うでしょうね。
 ……まぁ、オザーみたいに汚い手で稼いでる奴は別ですが。

 つかですね、私のような給料貰えない学生如きでも、一日十二時間は研究ですよ。
 忙しい時は研究室泊まって、一日3時間程度仮眠取って、あとは研究ですよ。
 労働基準法? 知ったこっちゃないね、労働者じゃねぇし。
 『所得格差是正』を叫んでる労働者様方は、きっと私如き学生などとは比べられないほどの時間ならび密度の仕事、勉強、訓練をなさってらっしゃるんでしょうね。

 いささか愚痴っぽくなってしまいましたが、個人としては当然として、国家としても無条件かつ継続的に低額所得者に金をつぎ込むよりは、国民全体のキャリアアップの為に金を使った方がいいと思いますよ。
 でなきゃ日本もソ連の二の舞ですよ。


>安易に消費税と上げること
>私は、賛成出来ないです

 これに関しましては、私は条件付で賛成でございます。
 いやまぁもちろん、個人的心情としては嫌ですが。

 そもそも現在の日本では高齢化社会が言われておりまして、また、まだ働ける60代を『非戦力』にしちまっていることから、国民における労働力比率が昔に比べて激減しております。
 よく消費税議論で『昔は消費税が無くても良かった』という人間がおりますが、それはあくまで昔の状況での話であり、現在においては労働力比率の減少に伴う減収をどこかで補填しなければなりません。
 かといってこれ以上法人税を上げれば企業そのものが本社を海外移転させるでしょうし、所得税を上げればいよいよもって労働者は仕事に嫌気が差すでしょう。
 だからこそ、嫌だという気持ちは十二分に理解できますが、現行においては消費増税はやむを得ない、と私は考えております。
 もちろん20%なんてバカな数字はゴメンですし、税のムダを徹底的に省くのは当然、できれば労働力比率を上げるため、定年を70くらいまで引き上げて頂きたいものでありますが。
 で、ありますので、この件に関しましては、元気様が仰るような『ツケが将来に渡り降りかかって来る』類の問題ではないのではないかな、と私などは思います。

 もっとも『安易に給付金支給を唱えること』『安易に消費税と給付金を連動させること』に反対なのは私も変わりません。
 『安易に給付金支給を唱えること』に関しては、これは国民への甘やかしでありまして、働かなくても金がもらえるってんですから、これを継続的に何ぞした日には、先にも述べました通り、ソ連の二の舞になっちまいます。
 『安易に消費税と給付金を連動させること』は、そもそも消費税と給付金は無関係なものでありまして、そんなこつ言っておりますのは、一応『案』として提示している中谷氏を除けば、とにかく政権を叩きたいマスゴミと、それに踊らされた国民くらいです。
 記事にも書きましたとおり『定額給付金のせいで消費税が上がる』なんてデマを信じさせるのは何の利益にもならないことでありまして、これらが無関係であるということを鮮明にしなくてはならないと私などは考えております。

投稿: 東雲一葉 | 2009年3月22日 (日) 20時29分

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