なぜ式典に国歌斉唱が無い?
本日は政治とちょいと離れまして、私事でございますが。
本日3月30日。
おそらく殆どの学校が卒業式を終え、新年度へ向けた準備をしていることと思います。
東雲も本年度で何とか学位取得の運びとなり、先日卒業式に出席してまいりました。
もっとも卒業というイベントにそれほど感慨を抱かない(6回目ですしね)東雲でございますれば、学長や来賓の祝辞の間は『さて、次どういう反応仕掛けよう』と、脳内にて化学反応を思い浮かべる始末でした。
さて、そんな東雲ですが、それでも『えっ?』と、式典中に化学式の海から引き戻されることがございました。
式典も終盤、『蛍の光 斉唱』のアナウンスが聞こえた、その時でございます。
東雲慌てて周りを見回しました。
国旗は……ある。
国歌は……ない?
驚いたことに、式次第には『国歌斉唱』の言葉も、『君が代斉唱』の言葉もありませんでした。
卑しくも国立大学法人でございます。
その式典で国歌斉唱するのは本来当然でございまして、然るにそれがないとは一体全体どういうことかと。
卒業・修了生には留学生(その大半が韓国・中国)も多くおりましたが、まさかそれに配慮しましたとか、そげんこつ抜かすんじゃなかろうかと、そのように勘ぐってしまいました。
東雲、先述したとおり、卒業にはそれほど感慨を抱かないのですが、しかし学位取得に関しましては、特に本来三年であるところを四年かけて取っておりますので、『あぁ、苦労したなぁ』という思いがございます。
その学位記に泥を塗られた、まさにそのような心境でございました。
科学者においては特に『グローバル化』が良く叫ばれる(というか、海外勢との関係がデフォ)訳でありますが、しかしグローバル化は国を放棄するための合言葉じゃございません。
むしろ国境があやふやになりやすい科学者こそ、自国をしっかり認識し、そして誇りを持たなければなりません。
然るに蛍の光。
スコットランド民謡が悪いとは言いませんが、それより先に歌うものあるだろうと思わずにいられない東雲でございます。
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コメント
「蛍の光」も3番、4番までくると、しっかり軍歌してる歌詞なんですね。
3番
筑紫の極み、陸の奥、
海山遠く、隔つとも、
その眞心は、隔て無く、
一つに尽くせ、国の為。
4番
千島の奥も、沖縄も、
八洲の内の、守りなり、
至らん国に、勲しく、
努めよ我が背、恙無く。
「君が代」が軍国主義と言うなら、「蛍の光」も取りやめないと(笑)
投稿: えまのん | 2009年4月14日 (火) 09時53分
えまのん様、コメントありがとうございます。
>「蛍の光」も3番、4番までくると、しっかり軍歌してる歌詞なんですね
>「君が代」が軍国主義と言うなら、「蛍の光」も取りやめないと(笑)
これは知りませんでした。
『一つに尽くせ、国の為』とか、ヒダリっぱが聞いたら轢きつけ起こしますねw
しかしWikiってみたところ、実際そういう理由で3番、4番が歌われなくなったそうですよ。
歌詞的には『軍国主義』というよりも『愛国主義』と思えますが、彼らはそんなに自分が生まれ育った国が嫌いなんでしょうかね。
だったら日本から出て行きゃいいのに、と思いますよ、本当に。
投稿: 東雲一葉 | 2009年4月16日 (木) 13時55分