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2009年8月28日 (金)

『日本の科学力なんて知ったこっちゃありません』ってことか?

 最近、ふと気になったことがございます。
 民主党の扶養控除廃止と、これに関わる日本の科学技術力の後退についてです。

 いきなりこんなことを申しますと『え? 関係ないやん』と思われるかもしれませんが、しかしこんなことが考えられるんじゃないでしょうか。

 既に申し上げたとおり、民主党は扶養・配偶者控除の廃止を掲げておりまして、対応する子ども手当ては中学生までですから、それ以上ですと子どもがいたって増税になります。
 まぁ『特別扶養控除はなくならない』なんて意見もあるようですが、これも既に書いたように『どこからどこまでなくならないのか』も不明でありまして、そんなもんを主張する前にまず『全額なくならない』という根拠を示していただきたいものでございます。

 が。

 しかし本稿においてはそれはまったく関係ございません。
 何故なら本稿で取り上げる対象が『特定扶養』に当てはまらず、もちろん子ども手当てにも当てはまらない23歳以上だからでございます。

 以前、ゆうくんパパ様から『23歳以上の子や、70歳未満の親を扶養していれば増税』とのコメントをいただきました。
 これまったくもってその通りでありまして、諸所でも言われていることでございますが、しかしこれに対する反論(?)として『働けニートw』というレスをよく見ます。
 まぁ言わんとすることは分からんでもないですが、しかし23歳以上で未就職が必ずしもニートとは限りません
 確かに『特定扶養』は高校から大学相当の親族を対象としておりますが、厳密には生年月日、年齢による制限です。
 つまり浪人なり留年なりした場合は扶養控除廃止にヒットしますし、在学中に休学して留学する、なんて場合も引っかかってくる場合がございます。
 もっと言っちまえば、ほとんどの大学院生は直撃です。
 私も大学院生を6年間やっておりましたが、仮にこの間の控除がなくなっていれば、それだけで240万近くの控除カットになっておりました。
 いや恐ろしい。

 しかし、実際に恐ろしいのはこれからでございます。
 今申し上げましたように、ほとんどの大学院生が扶養控除廃止の影響をまともに受けるわけですが、民主の政策には『大学院教育』に対する支援はありません
 『高等教育』という字面はありますが、どのあたりまでやるのかもさっぱりです。
 となれば、大学院進学者が減ってくる、なんてことも十分にありえます。

 しかしながら、こと自然科学系に限っていえば、言葉は悪いですが、大卒なんて何の役にも立ちません
 自然科学系で学位取ってるのに営業回された、なんてのもザラです。
 私の知り合いなぞ今まで化学系の研究やってたのに、いきなり自動車工場の塗装に回されたと憤っておりますよ。
 まぁ某トヨタで、人員削減してたところにエコカー減税などなどの経済対策が効いて人間が足りなくなったってことで一時的ではあるみたいですが。
 ともあれ自然科学系卒でも、ちゃんと研究に携わりたければ最低修士、できれば博士なのです。
 つーか他の著名な研究者と話しようとするときに修士じゃ相手にしてくれません
 そして研究者にとって議論できないということは致命的なのです。

 更に研究レベルで言っても学部卒と院卒なんかでは段違いでありまして、言うなれば学部生は教授のお手伝い修士でそこに独自色を反映させ、博士でようやっとそこそこに研究できると、そんなものなのであります。

 つまり科学技術を発展させるには大学院以上の育成に力を入れなければなりません
 企業でももちろん研究をするっちゃするんですが、企業での研究は工学が主体でありまして、理学に関しちゃ大学が主力です。
 理学というのは大雑把に言えば基礎理論の研究、つまりは『道具』を作る学問であり、工学というのはその『道具』を使って『製品』を作る学問です。
 つまり実益に結びつくのは工学ですが、工学の発展は理学の発展を土台とするわけです。

 然るに大学院進学者、早い話、大学研究者が減ると、当然理学系を研究する人間が少なくなりますから理学が減退
 工学はそれに基づくわけですから、これも減退するわけです。
 大学研究者は企業よりもシビアでして、自然科学系では博士号持ってないとほとんどなれません
 修士号では助教止まりでしょう。
 学部卒じゃあ、せいぜいが技術職員ですね。
 いやもちろんそれぞれ重要な役職ではありますが、いずれも特定のケースを除いて研究の主導権は握れません。
 だってさっきも言ったとおり、他の研究者が話聞いてくれないんですもん。
 特に他国は厳しいですよ。

 『風が吹いたら桶屋が儲かる』ではありませんが、扶養控除廃止は日本の科学技術力に歯止めをかけるものであります。

 民主は『高校希望者全入』だのなんだの言ってますが、そんなもん必要ないんですよ。
 ぶっちゃけ高校どころか大学出ようが出まいが(一流大でなければ)変わらない昨今、そんなものは時間と金の無駄、ムダ、むだ
 重要なことなので三回(ry

 本当にやりたければ、『俺はどうしても学問をしたいんだ』という人間に、その能力を鑑み、大学院以上で補助してやりゃあいいんです。
 その方が金も浮くってもんでしょう。
 ことさら『教育を受ける権利』なんて喚く戯けがおりますが、『教育を受けるための義務』もろくに果たさない連中にそんなものをかざす権利はありません
 義務を果たして初めて権利が認められるなんてのはもはや常識、元気様のコメントから引用させていただけば『コモン・ロー』でございます。
 義務を果たさず権利を主張する連中がおりますが、そういうのは単に我侭と申します。
 大の大人になってまで我侭なクソガキである連中が多いことに辟易しますが、改めて『勉強したけりゃまず勉強しろ』と、そのように申し上げましょう。
 それが出来なきゃ中卒で結構。
 頭動かすより手を動かすことが重要な仕事は山ほどあります。
 むしろ勉強しようとも思わん人間に頭使うような仕事をやってほしくありません
 例えばアカポジだって、博士になったから良し、研究者になったから良し、教授になったから良し、と、そんなふうにはなりません。
 むしろランクが上がれば上がるほど、それだけ勉強しなきゃならないんです。
 最近の動向を知らないような研究者は屁のツッパリにもなりませんよ。

 話は逸れましたが、なんにせよ扶養控除廃止して大学院進学を妨げるということは、日本の科学技術を後退させるんじゃなかろうかと、そう思えて仕方がない東雲でございます。

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2009年8月26日 (水)

ニポンジン 五人ニ一人ガ馬鹿デシタ

 モー私呆レテ物言エマセーン。
 ニポンジンノ馬鹿ップリニ辟易デース。

 なんて、海外の方に言われたらどうするんでしょうね。

 まずはこちらをご覧ください。

<以下引用>

比例45・8%「民主」 本社・FNN合同世論調査 「景気」注目度薄れ
8月25日7時56分配信 産経新聞

 産経新聞社とFNNが衆院選情勢調査とあわせて実施した合同の世論調査では、比例代表の投票先について民主党と回答した人は45・8%に上り、自民党の24・4%を大きく引き離した。民主党が掲げる「政権交代」が有権者に浸透していることが、選挙戦で優位に立つ一因になっているようだ。

 今回は衆院解散後、2度目の調査。衆院選の争点として最も重視する点は、「医療・年金などの社会保障」が30・5%でトップ。次いで「政権交代」(18・6%)、「景気対策」(15・6%)、「子育て・教育問題」(13・2%)と続いた。前回の調査(8、9両日)より、政権交代が3・6ポイント上昇。子育て・教育問題も2・5ポイント増加した。逆に、社会保障と景気対策は注目度が薄れた。

 政権交代は民主党が掲げるスローガン。子ども手当の創設も目玉公約のひとつだ。これに対し、自民党は「政権選択ではなく政策選択だ」として経済対策の継続を訴えたが、民主党の公約の方がより有権者に浸透しているようだ。

 特に「衆院選で政権交代を望む」という人が66・5%に上り、“政権交代ムード”は定着している。しかも「必ず投票する」が75・5%に上り、平成17年の郵政選挙時(72%)より、有権者の関心が高まっている。

 また、麻生内閣の支持率は22・2%(前回比1・7ポイント増)で、不支持率は67・9%(同1・3ポイント増)だった。政党支持率は、民主党が36・0%(同4・9ポイント増)で、自民党は26・1%(同4・1ポイント増)だった。

<Yahoo Newsより>

 衆院選の争点として最も重視する点→「政権交代」(18・6%)

 衆院選の争点として最も重視する点→「政権交代」(18・6%)

 衆院選の争点として最も重視する点→「政権交代」(18・6%)

 バカジャネーノ?

 政権交代は政策でもなければ理念でもねぇぞ?
 手段のために目的を選ばずたぁ、一体どこの馬鹿チンですか?

 何ですかこの祭り馬鹿。

 というかむしろ馬鹿祭りですか?

 もぅ馬鹿馬鹿しすぎて、これ以上書く気も起こらねぇや。

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2009年8月22日 (土)

しまいにゃ嗤うぞ本当に

 もうね、呆れるの通り越して大爆笑ですよ。

 何の話かと申しますと、東雲がよく勉強させていただいております『ネトウヨのブログ』様の記事にありました、とある画像のことなんですが、無断転載OKだそうなんでこっちにも載せさせて頂きます。

 ご覧ください。

 1250763053

 いやはやもういっそ哀れですよ。
 涙出てきます。
 嗤いすぎてw

 これ描いたのが民主党支持者だったら大変です。
 彼らは曰く『敵対するのを避けよう』とする人種であり、『論理的』で、『男としての器が大きく』、『明るい』そうなんですが、これってガリ自民党支持者に喧嘩売って』、しかもその根拠がまったくない『非論理的』決め付けであり、そんな人種が男として以前に『人間として器が大きいわけはなく』、ちくちくとこんな妄想書き上げる辺り『陰湿』この上ないんですが、これどうするんでしょうね?
 むしろ自民党支持者が民主党支持者に対する視線を生暖かいものにするためにあえてやった策謀ではないかとすら思えてきますよ。
 あまりにも酷すぎるw

 ちなみに東雲、現在のところ自民党支持ですので、これに従えばまぁ凄惨たることになるわけですが、実際のところどうなのか、ちょっと確認してみましょう。

キモヲタ……否定はしません。この間も後輩と二人、徹カラ耐久アニソン縛りとかやってました。しかし私のおりますアカデミックポジションなんてのはコネが物言う世界でありまして、また化学系なもので企業との共同研究も多く、対人恐怖症じゃやっていけません。つーか、ネット世界に逃げ込む暇くれよ。ということで△。

ネトウヨ……何をもって『ネトウヨ』というのか知りませんが、ここにあるように『頭にあるのは中国と韓国のこと』というのが『ネトウヨ』なら、東雲は×ですね。基本、頭にあるのは『日本』のことですから。日本に害を為さないなら特アなんてどーでもいいです。

タカ派……そもそも『タカ・ハト』分類自体が疑問(武力がなければ対話は出来ない)ですが、武力が必要と言うことを『タカ派』というならタカ派でしょう。ただ、ブログで何度も書いておりますとおり、反対意見だろうが納得できれば考えを改める程度の度量は持っているつもりです。もちろん納得いかなければ徹底的に反論させていただきますし、何故か匿名が多い、反対意見を書いてくる方々は、東雲を説得しきる前に姿を見せなくなっちまいますが。とゆーことで△。

高卒……えー、東雲、一応博士(工学)です。小学校から数えて(博士で一留しましたから)22年も在学です。つーか、大卒レベルで教養・理論的言ってる辺りタカが知れます。例え東大卒だろうが学部生なんて我々から見たら子どもですよ。もちろん、大卒でも長い人生、多くの経験を積んでこられた方々は尊敬に値しますし、そういった方々から見れば東雲もクソガキの一人なわけですが。なんにせよ最終学歴は大学院博士課程後期終了ってことで×。

独身ニート……独身です。女っ気なんぞノミの目ん玉程度にもありません。誰か紹介してくださいw しかしニートではないですね。任期付ですが、大学でポスドクやってます。つーわけで△。

無職……だからポスドクだってばさ。まぁ任期ありますんで、就活も色々やっておりますが、『いざとなったらどっか入れちゃる』と、教授から有難い言葉を頂いておりますんで、まぁ何とかなるかな、と。アカポジはコネですじょ? ちなみに当然税金払ってますし、そもそも使い道に無関心なら民主党の子ども手当てやそれに伴う扶養・配偶者控除廃止などに文句言わんでしょう。ぶっちゃけ税金についてちゃんと考えているなら、『経済回復しないと税収減る』なんてのは常識範疇。つーか『お金がないところからお金は取れない』なんて、今日日小学生だって分かりますよ。なのにその経済政策を無視して『解散しろ! 総選挙しろ!』と喚いていたのはどこのどいつですか? とゆーわけで×。

女性恐怖症……東雲の所属する研究室は理系なのですが、何故か今年女性が多く入ってきました。つーか、男性のニューフェイスがおりません。どうしましょう、女性が怖くて研究室行きたくない気分です……って、んなわけあるかあああぁぁぁっ! むしろ今まで野郎むさかった研究室が華やいでウハウハですよ! いやあんまり言うとアカハラで訴えられますが。大体過去の恨みってどんな恨み? 東雲、ブログで女性攻撃しましたっけ? あったら指摘して欲しいんですが。ということで、たぶん×。

情報弱者……さすがに2chの情報鵜呑みに出来るほどの度胸はないなぁ。Wikiだって一次資料見ないと安心できないもんさ。少なくとも何か書くときは一次資料を確認、あるいはしようとしておりますよ。つーか、新聞TVネットなどから情報を得る人間が情報強者ってどんだけ狭い世界に住んでるんですか。新聞TVは既に誤報捏造の温床で、ネットなんざ玉石混交、嘘を嘘と見破れないと云々の世界なわけです。きちんとした情報を得たいなら一次資料見なきゃ意味ないでしょ。大体『資料批判』という言葉がない時点で強者も弱者もございませんよ。『都合良い情報しか信じない』んではなく、『資料批判したら都合の良い情報がほとんどだった』ってぇだけです。だってマスゴミとか特アとか、嘘が半端なく多いんですもん。とゆーわけでこれも×。

趣味……ニコ動はよく見てますよ。面白い動画もアップされてますし、最近では各政党もこれを利用してきています。ただまぁ色々やりますから、一概に○ではないですねぇ。元登山部だったもので山なんかにも行きますし(飯ごう炊きにバーベキューなら任せろ!)、管弦楽部にも所属していたので金管系は一通りいけます。インドアの方では絵も描きますし文章も書いたりしますよ。いや、ブログに限らず。ゲーム作成経験もありです。なのでこれは△でしょうか。

性格……どーでしょうかねぇ。性格は自身ではなんとも評しがたいものですが……。でもたぶん前半は当てはまらないでしょうねぇ。『偉そう』はありそうですが。あと、普段はそうでもありませんが、議論なんかの時には確かに『攻撃的』になりますねぇ。かつて上司に『言いすぎ』と怒られたことがあります。だって納得できなかったんだもん。とゆーわけでこれも△。

お風呂に入らないので臭い……いや、さすがに入ってますよ。化学薬品扱ってますから、何付いてるか分からないのにそのまま寝るとか本気で無理です。もちろん歯も磨きますよ。ペングリップで20分。臭いについては正直分かりませんね。皆さん、自分の臭いって分かります? たぶんまだオッサン臭漂う頃合ではないと思いますが、判断の付きかねる案件でございます。まぁ面と向かって『臭い』と言われたことはない(実験で硫黄の臭いがこびりつき、『臭い』と言われたことはある)ので、これも×ということで。

 さて、そんなわけで自己分析をしてきてみましたが、結果がどうかと申しますと、○2点、△1点、×0点とすると22点満点中5点。一致率23%
 これ、信頼性としてどうなんですかね? 立派に反例だと思うんですが

 まぁそもそもの話、『主観に過ぎない』の一言で済むエントリでございましたが、せっかくですんで晒してみました、二重の意味で。

 皆さんも一致度チェック、お試しになってみてはいかがでしょうか。
 ……まぁ、民主党支持者が『イケメン』項目に○したら東雲ちょっと引きますがね。

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2009年8月21日 (金)

『カレーに飽きたからスパゲティにしよう』とはいかない

 よーく考えよー。選挙は大事だよー。

 ……いや、東雲別にア○ラックの回し者ってわけじゃないんですが……。
 ただ現状を見ておりますと、アヒル化もしたくなるってものです。

 大体にして、政治に関してあまりにも無知な人間が多すぎる
 今朝の読売によれば『「選挙に関心」最高89%』『選挙に行くと答えた人間が95%』なのだそうですが、果たして彼らのどれほどが、きちんとマニフェストを読み、政党の主義主張を理解しているのか
 どれほどの人間がテレビや新聞のフィルタを通していない、生データを収集し、自ら分析・検討を行っているのか
 『選挙に関心がある』というのは、単に野次馬精神、お祭り気分ってだけじゃないのかと、東雲はほぼ確信を持ちながら疑っております。
 以前書きました『高投票率なんて必要ない』の、室蘭工大の例もありますし、それほど間違った仮定じゃないだろうとも思っております。

 そもそも民主党支持、というよりも政権交代支持者の中には『一度民主にやらせてみて、ダメだったら戻せばいい』なんて意見が多く見られますが、もう諸氏が申されておりますとおり、こんなものは愚の骨頂
 当ブログでは、前回参院選で『お~し~お~き~』という理由だけで民主に投票した人間を馬鹿だ馬鹿だと罵ってきましたが、今回のこれはそれ以上、まさに馬鹿の極みというに相応しい所業でございます。

 大体、今日の晩飯決めるんじゃないんですから『カレーに飽きたからスパゲティにしよう』とはいかないのです。
 昔、多くの方々が血と汗と涙を流して得た選挙権、それが夜の食卓程度にまで堕している昨今、ホントに涙がちょちょぎれます。

 選挙とは、国を左右する重要事項
 遊び半分で投票していいものではありません
 きちんと政策、主義主張を調べ、日本の将来を任せるに足る人間を選ぶ、それが本来です。
 まして『一度やらせてみたら』なんて論外
 『流行だから』とそれに乗るのはアホの極み
 かつて『チェンジ、チェンジ! とにかくチェンジ!』だの『政権交代が選挙の争点!』だの言っちゃった政治家がおりましたが、そういう連中に任せてみようと思う、その思考が東雲には理解できません

 よろずブログを謳いながら、何故か政治系ブログに区分されている当ブログでございますから、ここをご覧の皆々様はおそらくそんなことは重々ご承知のことかとは思います。
 しかしもし、ご覧の皆様の中で、短絡的に『一度やらせてみたら』と考えている方がいたならば、もう一度『選挙とは何か? 政治とは何か?』ということを考えていただきたいと思います。

 よーく考えよー。政治は大事だよー。

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2009年8月10日 (月)

麻生首相 なぜ靖国参拝しない?

 東雲は麻生首相に大きな期待をしておりますが、しかしこれはいかがなものかと思います。
 ご覧ください。

<以下引用>

麻生首相、終戦の日の靖国参拝見送りを示唆
8月10日19時29分配信 産経新聞

 麻生太郎首相は10日夕、15日の靖国神社参拝について、「最も政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ。もっと静かに祈る場所だ」と述べ、参拝しない意向を示唆した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 首相は、平成18年に新聞の投稿などで靖国神社の非宗教法人化を提唱したことがある。この際、「政教分離の原則に照らし一抹でも疑いが残る限り、皇族方や首相、閣僚の参拝が安定しない。無理に参るとその行為自体が靖国を政治化している。靖国を政治から無限に遠ざけねばならない」と訴えていた。

 10日も記者団に、そのときの話を念頭に「靖国(神社参拝)の話は、それが答えだ」と答えた。

 さらに「少なくとも、国家のために尊い命をささげた人たちを、政争の具とか選挙の騒ぎとか選挙のネタにするのは間違っている」と述べた。

<Yahoo Newsより>

 首相の言わんとすることは分からんでもありません。

 しかし、だからといって『靖国行きません』という話は違います
 『お国のため』と、文字通り命懸けで戦われた英霊に国民の代表たる国会議員、そして日本国行政のトップたる総理大臣が感謝と畏敬の念を示すのは当然ではありませんか?
 むしろそれを『政争の具』にする、『私的ですか? 公的ですか?』なんて馬鹿騒ぎするマスゴミなどに対し『ふざけるな』と喝を入れることこそ肝要ではありませんか?

 政教分離の原則を勝手に拡大解釈するなと言わなければならないし、『その行為自体が靖国を政治化している』のなら、そうしている連中を処分しなければならない話です。
 しかるに『靖国行きません』じゃ、そういう連中を喜ばせるだけですよ。

 靖国を『もっと静かに祈る場所』にするためにも、麻生首相には思い直していただき、頑張っていただきたいと、そう思わずにいられない東雲でございます。

 なお本稿の内容については自民党ウェブサイトで意見を送っておきました。
 この記事を読まれた皆々様も、自民党へ意見を送っていただけましたら幸いにございます

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高投票率なんて必要ない

 少なくともこんな連中が溢れ返っている限りは。

<以下引用>

大学生、マニフェスト「読まない」理由は…
8月9日15時40分配信 読売新聞

 選挙に関心はあるが、積極的に政権公約(マニフェスト)を読むまでの熱意は薄い――。30日投開票の衆院選に向け、室蘭工大の永松俊雄教授(公共政策論)らが、20歳以上の学生230人を対象に行った調査で、学生たちのこんな意識が浮かびあがった。

 選挙に関心がある学生は76・9%に上る一方で、マニフェストを読むつもりがないとした回答は55・8%。各党のマニフェストをめぐる攻防が過熱しているが、若年層への浸透度はまだ十分とはいえないようだ。

 調査は7月28、29日の両日、同大の永松教授と、行財政を研究する学生サークル「PAネットワーク」が共同で、同大の学生らを対象に行った。未成年も含め341人が回答。選挙権を持つ20歳以上の230人を抽出して分析した。

 マニフェストを読まない理由は、「読んでも分からない」が25・8%で最多だった。マニフェストは各政党がホームページで公開しているが、「どこで入手できるか分からない」とする回答が22%。「読むのが面倒」も20・4%に上った。

 一方、8割近くが選挙に「関心がある」と回答しており、重視する政策は、「景気・雇用対策」が39・9%で最多。就職活動などが目前に迫る世代だけに、経済対策は気になるようだ。また、「消費税の増税」については、「必要」が38・4%、「必要ではない」が34・8%だった。

<Yahoo Newsより>

 ホント、なんとも情けない限りと申しますか、もうここまでくると怒りすら覚えますね。

 当ブログでも何度か申しておりますが、『投票する権利』を行使する前に『投票先のことを学ぶ義務』を履行するのが当然でありまして、然るに過半数が『マニフェストを読むつもりがない』と。

 貴様ら馬鹿ですか?

 しかも読まない理由が「読んでも分からない」とか「どこで入手できるか分からない」とか……。

 最低限ググレカス!

 まぁ標本が室蘭工大の230人ってことで、母集団に対して標本数および種類がかなり小さいとは思いますが、それにしたってもうちょい勉強しろと、そう思わずにはおれません。

 つか『選挙に関心がある学生は76・9%に上る一方で、マニフェストを読むつもりがないとした回答は55・8%』って、早い話『選挙だ! 政権交代だ!』って周り(主にマスゴミ)が騒いでるから、なんか面白そうってんで釣られている、とどのつまりはお祭り気分でしょ?

 遊び半分で参政権行使すんな!

 もうね、学生に限ったことじゃありませんが、政策や政党についてろくに勉強もせず、ろくに考えもせずにマスゴミのカーボンコピーしている輩が多すぎる
 こんな連中は投票所に来ていただかなくて結構。
 よく現状を『政治に関心が高い』なんて書くお馬鹿さんがおりますが、ろくに勉強もしないやからばっかりで何が『政治に関心』ですか
 そんなんで投票率上がったって、それは『政治に関心が高い』証明ではなく、『日本人がお祭り騒ぎに乗せられやすい愚衆である』という証にしかなりません。
 見せ掛けだけの高投票率なぞ不要と、東雲はそう思います。

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2009年8月 6日 (木)

民主党『詳細まったく考えてません(キリッ)』

 とゆーわけで、昨日は体調不良でイロイロなモノが出ておりました東雲です。
 夏風邪って怖いですね。
 皆様もご自愛ください。

 さて、そんなわけで本日の記事ですが、先日書きました『サンジャポデータの不可思議』について、『とある方』からコメントをいただきました。
 ……まぁ『とある方』って、別にもったいぶってるわけではなく、単に名前をいただけなかっただけなんですが……。

 ともあれその『とある方』から『廃止される扶養控除に特定扶養控除、老人扶養控除は含まれないから63万云々はおかしいんじゃないか。もうちょっと調べて書け』と、そういったコメントをいただきまして、しかしそもそも東雲としては『サンジャポデータおかしいんじゃねぇの?』という趣旨の記事で税制どうのと細かく論じる意義が見出せず、またどういう形式で『含まれない』のかも分からない(少なくとも東雲が参考にしている民主党INDEX2009に詳細は無い)、そんな状況で『特定扶養63万丸々残ります』なんて書けようも無かったわけでございますが、それでもなおご不満のようでございましたので、折角ですから本記事にて詳細に取り上げようかなと思う次第でございます。
 もう『とある方』にも納得いただけるように数字ガリ使いですよ。

 さて、そもそもの問題は何かと申しますと、民主党の目玉政策であります『子ども手当て』、これに伴う『扶養・配偶者控除の廃止』でありますが、そもそも『扶養・配偶者控除って何? 美味しいの?』という方のために簡単に説明しておきますと、これは嫁さん(あるいは婿さん)、養っている子どもなどがいる場合に税金が安くなる、そんなステキシステムでございます。
 
 まぁこれだけ言ってもよく分からんでしょうから、具体例を示して説明いたしましょう。

 まず、例えば額面で年収500万のサラリーマンがいたとします。
 仮にAさんとしますが、実はこの時点ではAさんが税金をいくら払うかということは決まっておりませんで、実はAさんに税金を払ってもらうにはまず『給与収入(年収)』を『給与所得』にしなくてはなりません

 ここで、『給与収入』から『給与所得』を出す計算式は、実は収入によって違うのですが、Aさんの場合、年収が500万ありますので『『給与収入』÷4×3.2-540,000』となります。

 すなわち、

 『給与所得』=5,000,000÷4×3.2-540,000=3,460,000

 ということで、Aさんの『給与所得』は346万となりました。
 厳密にはこの他にも色々所得があるんですが、今回はパス。

 さぁじゃあこれで税金払えるだろうとお思いの貴方、甘いです。
 カルーアをマッ缶で割るよりも甘いです。
 ……マッ缶って関西にはあるんですかね?

 閑話休題。

 Aさんが税金を払うには、更にここから『控除』を差っぴかなければいけません
 そしてこの『控除』こそ、今回の本題であります『扶養・配偶者控除』なわけであります
 ……まぁ本当なら『扶養・配偶者控除』以外にも『社会保険料控除』やらなんやら一杯控除があるんですが、めんどいんでこれもパスです。

 で、その『扶養・配偶者控除』。
 厳密には『扶養控除』と『配偶者控除』ですが、これは先にも述べたとおり、早い話が養ってる嫁さん(あるいは婿さん)や子どもがいる場合に『課税対象となる所得金額』を安くしましょうと、そういったものでございます。
 具体的に、Aさんに健康な嫁さん(専業主婦)と、これまた健康な息子(中学2年生)、娘(小学5年生)が一人ずついた場合、『配偶者控除』で38万円、『扶養控除』で38万が二人分の76万円、さらに『基礎控除』で38万円、『課税対象となる所得金額』がお安くなります
 『課税対象となる所得金額』=『給与所得』-『控除総額』でありまして、

 すなわち、

 『課税対象となる所得金額』=3,460,000-(380,000+380,000×2+380,000)=1,940,000

 ということで、Aさんの『課税対象となる所得金額』は194万となりました。

 『所得税額』はこれに『税率』をかけるものでして、Aさんの『税率』は『課税対象となる所得金額』=194万円ですから0.05倍となりまして、
 『所得税額』=『課税対象となる所得金額』×『税率』から

 『所得税額』=1,940,000×0.05=97,000

 つまりAさんは10万円弱の税金を払わなければならない、ということになります。
 まぁ実際はほぼ確定で社会保険料控除が付くんで、もっと安いですけどね。

 ちなみに『扶養・配偶者控除』が廃止された場合、Aさんは38万×3の控除がなくなりますから、

 『課税対象となる所得金額』=3,460,000-380,000=3,080,000
 『所得税額』=3,080,000×0.1-97,500=210,500

 と、21万オーバー
 2倍以上ですね。
 まぁ、あくまで現行の税率が維持された場合ですが。

 さて、そんなわけでAさんを具体例に挙げて所得税を計算してみましたが、いかがでしょうか?
 余分な部分を差っぴいて、必要なところだけ使っての計算でしたが、おそらくそれでも分かりづらかったんじゃないかと思います。

 なぜ分かりづらかったか。
 東雲の説明が下手だったから?
 ……いや、そりゃあるかも知れませんが……それはおいといて……。

 ともあれそんな分かりづらい原因、それは税金の計算方式が納税者の環境によって大きく変わることなんじゃないかと東雲なんぞは思います。

 と申しますのも、今回は健康な嫁と子ども二人(いずれも中学以下)を持つ年収500万のAさんを例としましたが、例えばAさんが年収660万を超えれば『給与収入』から『給与所得』を出す計算式も変わりますし、嫁さんや子どもが障害を持っていた場合はそれぞれ『配偶者控除』『扶養控除』が変わり、更に『障害者控除』が加わり『控除総額』が変わりますし、さらに子どもが高校(16歳)~大学(22歳)だった場合は『扶養控除』に『特別扶養控除』が加算され、やっぱり『控除総額』が変わります
 『控除総額』が変われば『課税対象となる所得金額』が変わり、『課税対象となる所得金額』が変わると今度は『所得税額』を出す計算式まで変わっちまうってんですから、もう何がなにやら。

 そしてこれこそが、東雲が『どういう形式で『特定扶養控除が含まれない』のかも分からない』と申し上げる意味でございます。

 具体的に申し上げますと、『扶養控除』に関して、基本額が38万円
 しかしその対象が高校(16歳)~大学(22歳)だった場合は『特別扶養控除』の25万が加算され63万が控除額となります。
 さらに扶養対象者が特別障害者である場合は『扶養控除』に35万が加算されます。
 ですので特別障害者の場合、一人当たり基本額が73万円、特別扶養家族の場合は98万円
 老人扶養も似たようなものでありまして、基本額に20万(同居老親等以外は10万)が加算され、特別障害者の場合はそこに35万が加算されます。

 しかしこれらは基本として『扶養控除』に加算されるものであり、確定申告の際も『扶養控除』の記載欄しかございません。
 民主の言う『特別扶養控除・老人扶養控除は含まない』というのが、『扶養控除』に加算した額丸々残すのか、あるいはそれぞれ加算分だけ残すのかがさっぱり分からないのです。
 また先に述べましたとおり、これらは『扶養控除』に加算されるものですので、『扶養控除』廃止となった場合、『特別扶養控除』『老人扶養控除』を独立させて残すのか、あるいは一端廃止して別控除で相当額を補うのか、その場合本当に『相当額』を補えるのか、という疑問もあります。

 配偶者控除に関しても同じで、配偶者も特別障害者の場合は35万が加算されるのですが、これがどうなるのか。
 あるいは配偶者の所得額が38万円(収入103万円)以上76万(収入141万円)未満の場合は配偶者控除の変わりにその額に応じた配偶者特別控除があるのですが、それがどうなるのか。

 寡婦・寡夫控除の扱いはどうするのか。

 加えて現在の税率はあくまで現在の控除を踏まえてのものであり、税率に関しては手を付けないのか等など、挙げ続けたらキリがありません。

 まさにブラックボックスであり、こんなもんを文節に持ってくるわけにはいかないのです。

 ……が、かといって分からないままにしておくのも気持ち悪い。
 こちとら科学屋の端くれですから、ホントのところはどうなのさと、まぁやっぱり気になるわけでございます。

 で、分からなかったら人に聞く、なんてのは人として初歩の初歩でありまして、東雲も聞いてまいりましたよ。
 駅前で街頭挨拶やってる次期民主党公認候補(であろう)某氏に。
 上述したような疑問があるが、『実際のとこどうなのその辺?』と。
 で、その某氏のお答え。

 「現在、党の方で詳細を検討してます」

 決まってねぇのかよっ!

 いや東雲唖然ですよ。
 素で突っ込みそうになりましたよ。
 まぁ東雲もリアルでは建前と本音を操る程度の能力を持ち合わせておりますから、ビラだけ貰ってにっこり笑って退散いたしましたけれども。
 ちなみにその人、ウェブサイトで子ども手当てについて熱く語ってましたよ?
 なんでそんな重要なことが決まってないのにのほほんと街頭出てられんのと東雲二重にびっくりですよ。

 いや、当人は笑顔の似合うニーチャン(つーてももちろん東雲より年上)で、対応も丁寧でしたし、そんなボロクソ言う気はありませんけど。
 それにしたってどうなのかと、そう思わずにはいられません。

 よく『扶養・配偶者控除廃止』批判に対し、民主支持者が『扶養控除(一般。高校生・大学生等を対象とする特定扶養控除、老人扶養控除は含まない。)』という文言を得意げに持ち出してくるのを諸所で見かけるんですが、その金科玉条がメッキやガラス玉で出来ていないか、しっかり確認しておくべきじゃないかなぁと、東雲なんかはそう思います。

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2009年8月 4日 (火)

サンジャポデータの不可思議

 もう各方面から叩かれております民主党の『子ども手当て』。
 当ブログでも既に申し上げておりますが、扶養・配偶者控除廃止とセットのこの政策、大部分が増税、あるいは未来的に増税となるわけでございますが、そんな中、こんな情報を得たのでご紹介いたします。

 本日もまた例の如くブログ巡回をしていた折の話でございますが、東雲がよく勉強させていただいております『反日勢力を斬る』様にて確認いたしました子ども手当てによる収支バランスのデータ
 なんでもサンデージャポンで出されたデータなのだそうで、東雲当該番組を見ておりませんので実際このデータがどのような扱いを受けたのかは知りませんが、単純にこの数字だけを見て、東雲はなんとも不可思議な気分になりました。
 『反日勢力を斬る』様からの引用ですが、まずはご覧ください。

<以下引用>

【子供手当て】

1.収入増 1100万世帯(22%) 中学生までの子供が居る場合。

2.変化なし 3,600万世帯(73%) 独身または共働きで子供が居ない場合

3.収入減 200万世帯(4%未満) 配偶者が無職で子供が居ない場合。

<『反日勢力を斬る』様より>

 『反日勢力を斬る』のPonko様はこのデータに関し、『3の家族構成の家庭の犠牲の上に1の家族構成の家庭が恩恵を受ける』『年収103万円以内なら配偶者控除が認められているが、こういった家庭が2に含まれているのではないか』と鋭いご指摘をされておられますが、東雲はそれよりもっと根本的な部分が気になって仕方ありませんでした。

 すなわち、『これ数字おかしくね?』と。

 そもそも統計局の17年度統計によれば日本全国の世帯数は4900万世帯
 つまり上記統計は日本のほぼ全世帯を標本としたものであると理解できます。
 が、この数字の総和が100%になることはありえないのです。

 だって、『中学生までの子どもがおらず、高校生以上の子どもがいる場合』がないじゃないですか。
 1.は『中学生までの子どもがいる』、2.および3.は『子どもがいない』というケースであり、その総和が99%弱。
 じゃあ『中学生までの子どもがおらず、高校生以上の子どもがいる』のは1%程度ですか?
 んなアホな。
 それとも高校生以上はいないことになって2あたりに編入ですか?
 それなんてインチキ?

 大体、子ども手当ておよび扶養・配偶者控除による収支のシミュレート考えるんであれば、上記条件のほかに、Ponko様の言うような103万条項も考えなきゃなりませんし、扶養家族が中学生以下か否かも考慮に入れなきゃなりません
 ちなみに中学生(15歳)までは控除額38万に対して、高校生(16歳)から大学生(22歳)までは特定扶養親族となりますんで控除額63万と2倍近くの控除があります。
 つまり、これが無くなったら『中学生以下の扶養がなくなる』以上に増税&高校以上は手当て受けられないんでもう絶望。
 言ってしまえばこの『4.中学生までの子どもがおらず、高校生以上の子どもがいる』という世帯が一番とばっちりを食うわけですが、都合悪いのはひた隠しですか?

 こんなもんは数学集合論の基礎の基礎、高校レベルのお話でして、そこに税制ちょみっと齧れば、これらの条件分けで収入増減の結果はでないなんて簡単に分かることなんですが、まさかこんなインチキ統計見て『なんだ、得する方が多いじゃん』なんて思ってる戯けはおるまいな?
 加えて1.がいずれ幻の4.になるということも理解できない馬鹿はおるまいな?
 もしそんな戯けがいるのなら、さっさと小学校戻って勉強しなおしてきなさいと、思わずにいられない東雲でございます。

 ……それにしてもこんないい加減な統計出してくる辺り、テレビマスゴミもホント糞ですねぇ。

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2009年8月 2日 (日)

未だに『おきゅう』と喚く馬鹿

 ホント、ニポンジン記憶力ナイネー。
 東雲ニポンジン止メタクナテキタヨー。

 とゆーわけでご覧ください。

<以下引用>

自民支持団体にねじれ、地方支部は自主投票も
8月2日0時14分配信 読売新聞

 これまで自民党を支持してきた業界や団体に中央と地方のねじれ現象が起きている。

 中央組織の多くは衆院選で自民支援を掲げるのに対し、地方の支部で距離を置く動きが出始めており、自民党は支持をつなぎ留めようと必死だ。

 ◆「川上戦略」◆

 麻生首相が7月21日の衆院解散後、真っ先に手を着けたのが業界・団体回りだ。全国農業協同組合中央会(全中)を手始めに、訪問先は5日間で26団体に上った。首相の来訪は大半の団体で初めてだった。

 「浜の小さな1票1票が自民党を助けてくれる」

 23日、全国漁業協同組合連合会(全漁連)で、首相はこう訴えた。24日の日本土木工業協会では「政権交代の先には混乱しかなく、景気は後退する」と、激しい民主党批判を交えて政権維持の決意を示した。

 補助金や税制での支援に目配りする自民党を、業界・団体が票や献金で支える関係は、小泉構造改革の歳出抑制路線で冷え込み、2007年参院選では、日本医師連盟や全国土地改良政治連盟などが擁立した同党の現職議員が相次ぎ落選した。

 麻生政権は4回の景気対策で業界・団体にきめ細かく支援を講じてきた。首相は関係修復の好機と見ており、団体の中央組織の空気も予算の効果で和らいでいる。燃油高騰対策で恩恵を受けた全漁連は首相の訪問後、水産関係の前議員への支援強化を地方組織に要請した。

 党関係者は、首相の業界・団体回りを「川上戦略」と呼ぶ。「上を押さえれば下まで伝わる組織がある以上、そこを押さえない手はない」というわけだ。首相は1日から地方遊説に切り替えたが、残る主要団体には電話で支援要請するという。

 ◆おきゅう◆

 しかし、地方組織の動向は楽観を許さない状況だ。読売新聞が、自民党参院議員を擁する「医師」「歯科医師」「農協」「建設」「土地改良」の5団体の地方政治団体について、小選挙区の支持動向を調べたところ、新たに自主投票としたり、民主推薦を決めたりするケースが見られる。

 1日現在、全選挙区で自民支持(一部は公明支持)を決めたのは医師23都県、歯科医師34県、農協33都府県、建設27道県、土地改良11県。選挙区ごとに対応がまちまちなのは医師16道府県、歯科医師9都道府県、農協11道県、建設3県、土地改良5県だった。

 前回衆院選と比べ、「医師」は7府県で自民支援の姿勢が後退。茨城では全選挙区で民主候補推薦を決めたほか、栃木や群馬でも、自民、民主両候補に初めて推薦を出す選挙区があった。大阪、兵庫では、自民候補の推薦を見送って自主投票とする選挙区が増えた。

 「農協」でも、自民王国・青森の政治連盟が選挙区で自主投票を決め、全中幹部にショックを与えた。鳥取県建設業協会は鳥取1区で石破農相の支持を決めたが、一部の協会幹部が「おきゅうを据える」と称し、民主候補の支援に回った。

 社会保障費抑制、農業所得低迷、公共事業削減への不満がそれぞれ背景にあり、「政権を一度変えれば、何か変わるんじゃないかと思う人が出てきている」(全中幹部)という。医療系の団体幹部は「政権交代した場合、自民党支持だけで行くのか、変えた方がいいか、中央でも議論は避けられないだろう」と漏らす。

 ◆勝ち馬◆

 一方、民主党は自民系の業界・団体に接近し、切り崩しにかかる動きは控えている。6月には、元農協組合長や産直農家など約80の個人・団体と「食と農の再生会議」を発足させたが、目玉政策の戸別所得補償制度の理解者を増やそうとする試みにとどまる。

 党幹部は「組織力が弱った業界にこびても票にならず、政策の手足を縛るだけだ」と語る。逆に一部団体が「選挙後に勝ち馬に乗っても遅い」と焦り、接触を求めてきている状況もあるという。

<Yahoo Newsより>

 いや……もう……ホント、ね。
 シャレにならんわ。

 未だに『おきゅうを据える』なんつー馬鹿がいる現状。
 貴様ら、前回参院選で『おきゅう』を据えた結果、どうなったかもう忘れやがりましたか?
 重要議題がまだあるにも関わらず国会ほっぽり出して中国詣でしてみたり、インド洋展開中の自衛隊を一時退却させて世界中に嗤われてみたり、最近じゃ日本主導で北朝鮮への圧力強化が決まったにも関わらず北朝鮮貨物法案を妨害してまた世界中に嗤われてみたり……。
 それでもなお『自民党におきゅうを据える (`・ω・´)キリッ』なんてもう、

 お前ののーみそに灸据えたいわっ!

 いっそその梅干大ののーみそをもぐさに代えてやりましょうか!?

 もうね、ほとほと呆れ返る。

 しかもさ、『政権を一度変えれば、何か変わるんじゃないか』とかほざく人間が出てきているようですが、政治はギャンブルじゃないと何度言ったら分かりますか?
 次期参院選が来年あることから『民主政権になったとしても一年持たない』という観測もありますが、しかし東雲から言わせていただければそれはなんとも楽観的。
 まかり間違ってヤトウが衆院3分の2を確保しちまったら、最長4年間は民主が政権維持できるんですよ?

 日本ズタボロにするにも長すぎるわっ!

 未だ『おきゅうを据える』だの『一度変えてみたら』だの言ってる白痴は一度のーみそをクリーニングに出していただきたいと、そう思うことしきりな東雲でございます。

 それにしても、一億総白痴化、50年も前に提唱された話が未だ存続しているんですねぇ。
 まぁ大宅氏の言う意味合いとは、若干ばかり違うかもしれませんが。

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ラブぽっぽ 『世襲』も都合いいよう解釈

 もうね、前々からずっと言われ続けていることですが、ほんと馬鹿なんじゃなかろうかと、そう思うことしきりです。
 ご覧ください。

<以下引用>

鳩山代表が世襲猛批判「私は4世だが…」
8月1日20時8分配信 産経新聞

「世襲議員が多すぎることで自民党政治が批判を浴びるのは仕方ない」

 民主党の鳩山由紀夫代表は1日、自民党の世襲議員5人が5選挙区を占める岐阜県に入り、激しい世襲批判を繰り広げた。

 鳩山氏は岐阜市内で記者会見し、「世襲議員が政治家としてふさわしいのか。魂がすわっているのか。いろいろと疑問が出てくる」と述べ、マニフェスト(政権公約)で世襲制限した意義を強調した。

 ところが、鳩山氏は、曾祖父が鳩山和夫元衆院議長、祖父が鳩山一郎元首相、父が鳩山威一郎元外相という華麗なる世襲議員。

 鳩山氏は「私は4世だが、選挙区を世襲していないので世襲ではない」と強弁するが、地盤の北海道は鳩山家と縁が深い。現在は選挙区から外れたが、北海道栗山町鳩山地区は和夫氏が開墾。鳩山川、鳩山池、鳩山神社まで現存するのだが…。

<Yahoo Newsより>

 ほんと、

 バカジャネーノ?

 そもそも世襲議員の強みと申しますのは、『カバン、看板、地盤』という、いわゆる『3バン』がそろっている、ということであります。

 『カバン』とはつまり金の入ったカバン、すなわち資金を言いますが、ご存知の通り鳩山家は大層な資産家。
 あれほど麻生首相に対し『金持ちのボンボン』だの『庶民感覚からかけ離れている』だの言っていたマスゴミがこれっぱかしも言わないことが不思議なくらい、明々白々な『金持ちのボンボン』でございます。
 新党結成時もかーちゃん(ブリヂストン創業者、石橋正二郎氏の娘)に金を出してもらっておりまして、これ明らかな『カバン』の継承にございます。
 そして『看板』とはつまり知名度のことでありますが、鳩山一郎元首相の孫、鳩山威一郎元外相の元息子と、こちらも『超一流』の『看板』を継承。
 たとえ『地盤』、すなわち選挙区を継承していなかったとしても、『3バン』のうち『2バン』継承している人間が言う台詞じゃねぇだろうと、東雲ただただ呆然です。
 しかも産経によれば『地盤の北海道は鳩山家と縁が深い』『鳩山川、鳩山池、鳩山神社まで現存する』のだそうで、これで『世襲じゃない』とかふざけんなと、ホント怒り心頭です。

 前々から申しておりますように、東雲は別に世襲でも優秀ならいいじゃん、と、そう考える人間でございます。
 わざわざ、どこぞの姫だとかパパだとか、そういったずぶの素人引っ張ってくるよりははるかによかろうよ、と、もはや比較するのも失礼ですが、麻生首相や安部元首相(在任時のマイナスはいくらかありますが)、中川昭一氏(決して秀直ではない)など、世襲にも優れた方々はいっぱいいるだろうよ、と、そう思わずにいられません。
 ですからラブぽっぽが世襲か否かを言うつもりは、少なくとも東雲にはこれっぽっちもないのです。
 むしろ問題は、言葉を都合のいいように捻じ曲げ解釈する、そんなラブぽっぽの姿勢にあります。
 国会議員なんてな結局のところ『言葉屋』でありまして、『文言』に権力を持たせる、そんな人種でございます。
 そしてそんな『言葉屋』が『言葉』を、自分の都合のいいように解釈する。
 それがどれだけ危険なことか分かりますか?
 例えば『国民』という言葉を『日本国民』から『日本に住む人間』と変えるだけで日本終わりますよ?
 実際ラブぽっぽ、それやろうとしてるんですよ?
 そんな人間が『総理大臣』?

 正気ですか?

 日本がぐちゃぐちゃになって、その時に『ソーリー』なんつっても遅いんですよ?
 ……まぁそんなことも分からんような人間が、民主を与党にしちまった責任を自覚できるほどののーみそ持ってるかは疑問ですが。
 (きっとそん時は『民主が悪い! けしからん!』と騒ぎ立てるんでしょうね、反省もせずに。いかんせん、今の衆院与党議席がどうやって選ばれたのかも忘れているアルツハイマーばっかりですから)

 ともあれ、一人でも多くの方に、ラブぽっぽに日本を任せる危険性に気付いていただきたい、そう思う東雲でございます。

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