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2010年3月13日 (土)

妄想で政治を語るな

 相変わらずまとまる気配のない普天間基地移設問題。
 いやまぁ、三方まとまっていたものをぶち壊しにしただけなんですが。

 そんな中、かつて自民がポイした案を引っ張り出し、またぞろ亀が喚いております。

 つーわけで本稿の『バカジャネーノ?』はこちら。

<以下引用>

「米国は陸上案を拒否できない」 国民新党・亀井代表
3月12日20時44分配信 産経新聞

 国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は12日のTBS番組の収録で、政府が検討している米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)を同県名護市の米軍キャンプ・シュワブ陸上部に移設する案について、「米国も移設問題を解決する責任がある。米国の基地の中を使う話なので、米国もダメだとは最終的にいえない。間違いなく5月末までに決着できる」と述べた。

<Yahoo Newsより>

 だから妄想で政治を語るなと何度言ったら……

 そもそも普天間問題は日本側から『周囲住民に影響あるから移転してくれないか?』と振った話でございまして、アメリカとしては普天間固定で構わないわけです。
 つまり亀の言うような『移設問題を解決する責任』なんざ米国には無いわけで、気に入らない案なら拒否すればいいだけの話。
 それでも沿岸案にGOサインを出していたのは(もちろん金が欲しいってのもあったでしょうが)同盟国たる日本や沖縄の意思を無視できないという判断があったんでしょう。
 しかし今回の件で日本はありえんほど身勝手に振舞っておりまして、これを蹴ったとしても国際社会には『日本が約束破ったからアメリカが憤慨した』としか映らないでしょう。

 しかもアメリカに対しては『せっかく移設の準備をしていたのに日本に台無しにされた』という事実を提供するわけで、これで補償費を請求されたって文句言えません。
 金払った上に普天間固定とは、移設に関して考えた上でほぼ最悪のケースでございます。

 また万一アメリカが受諾したとしても、沖縄が黙っちゃいないでしょう。
 『国防は国の専管事項』が本来ですが、しかし本件は『周囲住民に影響あるから』ということで出た話
 現行案より住民に影響が出る陸上案を実行する理由がありません
 それともどこぞのエコテロリストのように『人間(日本人)より環境が大事!』とか言うつもりですか?

 バカジャネーノ?

 どこぞからの電波を受信して『思いを頂いた』なんてのたまってしまうポッポ首相ですが、どうやらその病気は閣内にも感染してしまうようですね。

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