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2010年5月 6日 (木)

普通に現行案でいいじゃない

 普天間問題で迷走しまくり、五月決着がいよいよ絶望的になってまいりましたポッポ首相とその一味。
 いい加減『現行案で行きます。ごめんなさい』と腹を切ればよろしいのに、『党の公約でなく、自身の代表としての言葉』なんて電波を飛ばす始末
 党代表の言葉が党の方針じゃなけりゃなんなのかと方々から突っ込まれているルーピーですが、沖縄ビジョン2008に『普天間基地の辺野古移設は、環境影響評価が始まったものの、こう着状態にある。米軍再編を契機として、普天間基地の移転についても、県外移転の道を引き続き模索すべきである。言うまでもなく、戦略環境の変化を踏まえて、国外移転を目指す。』なんて書いちまってる辺り、党の公約じゃね? と思わずにはいられません。
 
 まぁ彼らが馬鹿なのは周知というか一般常識でございまして、これについては半ばうんざりといったところでありますので、今回は他諸ブログ様にお任せして、東雲はこちらを取り上げたいと思います。
 
 ご覧ください。

<以下引用>

辺野古修正案、自民も検討を=石破氏
5月6日10時52分配信 時事通信

 自民党の石破茂政調会長は6日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、都内で記者団に「自民党ならこうするというのを示さずに、5月末に(鳩山由紀夫首相に)辞めろと言うのは無責任だ」と述べ、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画の修正案を党としても検討すべきだとの考えを示した。現行計画は、自民党政権時代に米国と合意したものだけに、石破氏の発言には党内から異論が出る可能性もある。

<Yahoo Newsより>

 軍事関連の問題だからでしょうか、総裁よりも出番の多い石破茂自民政調会長。
 (まぁ単にマスゴミが谷垣スルー決めてるだけかもしれませんが)
 理論武装で実に鋭くねちっこい攻め方をする氏ですが、しかし今回のこれに関しちゃ少々焦りが出たのでしょうか。
 
 失礼ながら、こればっかりは
 
 バカジャネーノ?
 
 と言わせていただきます。
 
 そもそも民主は単に『現行案=自民案』がイヤと駄々をこねているのでありまして、元来、日本もアメリカも沖縄も、現行の『自民案』でまとまっていた訳でございます。
 谷垣氏が『十数年かけてまとめて、環境アセスもやって、さぁ杭を打とうというところで民主がちゃぶ台ぶちまけた』というような発言をしておりましたが、まさにこれ、橋本元首相の頃から延々と『自民案』を続けてきたわけでございます。
 
 然るに『自民党ならこうするというのを示さず』ってなんなのかと。
 自民は現行案じゃないのかと。
 じゃあなんで現行案出したのかと。
 そんな話になってしまいます。
 
 言うべきは『自民党はずっと現行案だ。民主が引っ掻き回し、下手に期待をさせてまことに申し訳ないが、ここはどうにか元の鞘へと収まってほしい』と、これではないでしょうか?

 現行案を作り上げた自民までもが『やっぱり変える』では地元やアメリカ、ひいては世界が『日本はどの政党も信用できない』となりますよ。
 
 石破氏にはもう一度、この十数年間の積み重ねをしっかり認識していただきたいと、そのように思います。

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コメント

「自民が悪い」で片付けようとする民主とは違って、「民主が悪い」では片付かない事を覚悟してる自民(ゲル)、多分、それだけの話じゃないでしょうか。
元に戻してももう元には戻らないかもしれないんです、民主にやられちゃった部分は全てこれを覚悟しなきゃいけません。

原因的に民主が悪いのは確かなんですが、状況としては既に、地元にはもう新たな鬱憤が溜まってしまったんです(米も相当でしょうが)。
民主の口を開けさせてこの煮えた油を流し込めればいいんですが、日本はそういう仕組みを持っていません。
現行案に戻すには地元が鬱憤を我慢するしかないんです、逆に言えば地元が我慢しきれる子だと期待できなきゃ現行案押しなんてできないんです。
もし爆発してしまえば、その時にはもう民主に責任能力なんて無いでしょうから、矛先は良くて現行案を約束させた自民、下手すると再び米軍に直行です。
日本人が原因で日本人がキレただけなので米軍はもう退く義理がありません、辺野古死んじゃいます。
自民だって日本人はそんな馬鹿じゃないと信じたい気持ちはあるでしょうが、一度切り捨てられた以上、安易な期待は持てなくても仕方の無い所だと思います。

投稿: c | 2010年5月 9日 (日) 00時43分

c様、コメント有難うございます。

>元に戻してももう元には戻らないかもしれないんです、民主にやられちゃった部分は全てこれを覚悟しなきゃいけません

 確かにc様の仰るとおり、民主がぶち壊しにした分を元に戻すことは極めて困難です。
 沖縄としても、これだけ引っ掻き回され、『やっぱり現行案で』では納得しがたいと思います。
 現行案を変えられる余地があるのなら、『修正案を』と言うのもいいでしょう。
 
 しかしながら、現状はそうではありません。
 仰るとおり、アメリカはもう退く義理がないわけですから。
 (まぁだからこそ揉めに揉めているわけですが)
 そんなところで『修正案を』と言うのは極めて無責任であり、それこそ民主と一緒です。
 そも『修正案』と言いながら県外など大幅な変更が出来なければ、沖縄に対しても火に油を注ぐことになります。
 
 自民はそもそも現行案を言っており、これからもそう言い続けるなら、政権を奪還した際に『やっぱり現行案で』ということも出来ます。
 確かに沖縄は簡単には納得しないでしょうが、そこは今まで十数年、歴代首相がやってきたのと同じように、辛抱強く説得し、元の鞘に収まってもらうほかありません。
 しかしここで『修正案を』なんて言ってしまえば、それも不可能になってしまいます。
 
 この十数年の経緯を学ぼうともせず、無責任に『県外で』と言い放ち、泥沼に嵌っているのが民主です。
 石破氏の言はその二の舞に繋がる可能性があります。
 
 ご存知の通り、民主党がぶち壊すまでは政府、沖縄、アメリカとも現行案でまとまっており、改めて纏まるであろう案は現行案のみと私は考えております。
 ならば今はただ現行案を主張し、若干でも修正できる部分があるなら、それを先に大々的に言うのではなく、後ほどちょろりと言うべきであると思います。
 
 広告で『大売出し』と銘打っているわりにあまり安くないと腹が立つのに、高い買い物でも最後に『じゃあおまけでここまで行きますよ』なんて少し値引かれると『よし買おう』と思ったりしません?

投稿: 東雲一葉 | 2010年5月 9日 (日) 16時10分

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