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2011年3月19日 (土)

トップの連携はうまくいっているのか?

 未曾有の大災害にパフォーマンスばかりの無能首相という悲劇。
 他国では『人災』との呼び声も聞かれる昨今ですが、そんな無能がまた喚いているようです。

 こちらをご覧ください。

<以下引用>

菅首相「朝から放水できたはず」=現地の連携不足に不満
時事通信 3月18日(金)22時14分配信

 菅直人首相は18日午後、首相官邸で笹森清内閣特別顧問と会い、福島第1原発の事故への対応をめぐり意見交換した。首相は3号機への放水作業について「現場で自衛隊、消防、警察、(東京)電力の意思疎通がもう一つうまくいっていない」と述べ、現地の連携が不十分だとして不満を漏らした。
 東電は18日午前、1、2号機の電源復旧作業を継続。この後、午後2時前から、自衛隊の消防車による放水作業が行われた。これに関し、首相は「朝から放水ができたはずなのに、なぜ午後まで待たないといけなかったのか」と不快感をあらわにした。 

<Yahoo Newsより>

 で?
 その現場を統括するトップの連携はうまくいってるんですか?
 
 なんぞ政府と東電の統合本部が、今更ながらようやっと出来たなんてニュースも聞きましたが?(参照:原発統合対策本部設置……今さらかよっ!
 つーかテメェこそが自衛隊の最高指揮官なんですが、その辺りどうなんよ?
 
 そもそも自衛隊や消防、警察なんてのは上層部の命令により現場が動くわけです。
 現場が勝手に判断して動いてしまえば、ただただ混乱するばかり。
 だからこそ上層部が連携し、全体的なことを勘案、判断して発令するわけですが。
 しかしこの政府、そういったことをやっているのかも怪しいね。
 くどいようですが、それやってれば『東電から報告こない』なんて馬鹿な発言してないはずですから。

 読売(3月18日)によれば『高濃度の放射性物質が漏れ出す危険性の高い3号機だけに放水するか、1号機にも放水するか』という問題に対し『現場に任せる』という結論が出たそうですよ。
 ……結論か? それ?
 『現場の君たちを信じる』なんて言えばまぁカッコいい所ですが、現場に任せで不満ぶちまけてじゃぁ、ギバちゃんにはなれません。
 つーか現場任せで当り散らすって嫌な上司の典型じゃね?
 どうします? 自衛隊全員オー人事とか……。
 
 こんな無能の元で懸命に働く、現場の自衛隊や消防、警察、そして東電の皆々様には頭の下がる思いですが、ホントこの無能上司、何とかなりませんかね。
 
 現場の方々はこやつらを、きっとこう思っていると思いますよ?
 
 バカジャネーノ?

追記:
18日の読売の記事について、より詳しい話が産経に掲載されていたので引用します。

<以下引用>

福島原発事故 防衛相、決断丸投げ 悲痛な自衛官寄稿
産経新聞 3月19日(土)7時57分配信

 福島第1原発への海水投下をめぐり、北沢俊美防衛相が任務決断の責任を折木良一統合幕僚長に転嫁するかのような発言をしたことに対し、自衛隊内から反発の声が上がっている。

 北沢氏は陸上自衛隊のヘリが17日に原発3号機に海水を投下した後、「私と菅直人首相が昨日(16日)話し合いをするなかで結論に達した」と政治主導を強調する一方で、「首相と私の重い決断を、統合幕僚長が判断し、自ら決心した」と述べた。

 この発言について、ある自衛隊幹部は「隊員の身に危険があるときほど大臣の命令だと強調すべきだが、逆に統幕長に責任を押しつけた」と批判する。北沢氏は17、18両日の2度の会見でヘリの乗員をねぎらう言葉も一言も発しなかった。

 首相も最高指揮官たる自覚はない。首相は17日夕、官邸での会議で「危険な中での作戦を実行された隊員はじめ自衛隊のみなさんに心から感謝を申し上げます」と述べたが、地震発生以来、一度も防衛省を激励に訪れたことはない。

 こうしたなか、現職自衛官の悲痛な訴えが18日、インターネットメディア「JBpress」に載った。海水投下も記述したうえで、こう締めくくっている。

 《隊員を喜んで死地に向かわせるのは、自衛隊最高指揮官である内閣総理大臣をはじめとする、防衛大臣などの各級指揮官の堅確な意志と熱誠を込めた言葉です。…死地に向かわせるなら、指揮官陣頭であるべきです》

 首相、北沢氏は謙虚に一読すべきであろう。(半沢尚久)

<Yahoo Newsより>

 > 隊員の身に危険があるときほど大臣の命令だと強調すべきだが、逆に統幕長に責任を押しつけた
 
 > 隊員を喜んで死地に向かわせるのは、自衛隊最高指揮官である内閣総理大臣をはじめとする、防衛大臣などの各級指揮官の堅確な意志と熱誠を込めた言葉です
 
 そうですよねぇ。
 
 それが、自衛隊のみならず東電にも『覚悟を決めろ』と恫喝しながらパフォーマンスに始終するスッカラ菅
 不平のひとつも言いたくなります。
 
 上述の『現場の君たちを信じる』、これ、踊る大捜査線の中の台詞でしたが、同時に『責任を取る。それが私の仕事だ』なんてのもありまして、ギバちゃん扮する室井警視正カッケェとか思ったものです。
 
 で? スッカラ菅は責任を取る覚悟はあるのか?

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